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【満足感すごい】英語苦手マンの急所を狙い撃ちしたガチで使う表現だけ解説した神参考書

最近よくTwitterでお見かけすることの多い「こあらの学校」という方の本を購入しました。タイトルは「こあら式 英語のニュアンス図鑑」です。これ、今まで買ってきたニュアンスの解説本の中でも、個人的にものすごく満足した本かもしれないです……!ツイートを拝見している時からわかりやすいなあと思っていたのですが、やっぱり実際に本としてまとまっていると全然良いです。

今回はのんびりと「こあら式 英語のニュアンス図鑑」の感想でも書いていきたいと思います。

 

はじめに、私の英語力の紹介など

まず最初に私の英語力でも簡単にご説明しておきます。別にどうでもいい情報だと思いますし、私もそう思うんですけど、どれくらいの英語力の人間が感想を書いているかって点をご認識頂ければと思います(あとでベタ褒めするので、これくらいの人間に役に立つと参考になれば)。

私の英語歴については、TOEICは840点、留学経験なし、英会話はできず、読み書きは多少できる程度です(海外の会社と英語でメールを普通にやりとりできる程度)。英語の勉強は主に受験勉強程度、といったところでしょうか。まあ要は生きた英語に全く触れずにこれまで過ごしてきたという感じになります。そういう受験英語だけやってきたマンである私には、ものすんごく急所に刺さる本でした。

当たり前の話ですが、もちろん読み手の英語力によって感想は変わってくると思います。英語ができる人にとっては簡単すぎる内容かもしれませんし、あるいは、簡略化した説明すぎて引っかかる点もあるのかもしれません。でもこれでいいのです。受験英語だけやってきて頭が固い私のような人間にはこれくらい簡略化して説明してくれないと響かないのです。その人間のレベルに適した学び方があると思っていまして、そういうのを考慮せずに批判する人は、批判風自慢だと思っています。

 

「こあら式 英語のニュアンス図鑑」のココが良かった!と思ったところ

この本を読んでいて良いなと思ったところは、新しく学ぶ英単語がほぼひとつもなかったところです。どういうことだよって話ですが、出てくる英単語自体はおおよそ大学受験よりちょっと下くらいの印象です。難しい英単語を勉強して表現の幅を広げるというよりは、すでに学んだ英単語のニュアンスへの理解を深掘りすることによって、表現の幅を広げるっていう感じです。

例えば、hardとdifficult、butとhowever、これの違いわかりますかね?私はよくわかっていなかったです。あとは、as soon as possibleとat your earliest convinienceのうち緊急度が高いのはどちらかとか。なんとなーくで使い分けていたこれらの言葉のニュアンスの解像度がマジで上がります像度が上がるっていう言い回しを最近覚えた)。

あと扱っている単語のチョイスも絶妙だと思うんですよね。マジでほんとに使うだろっていう単語ばかり載っています。読んでいる最中、「あー!!!これ、自分が海外の会社に英語でメールを送るときに悩んだなあ!うわあああああ!こうだったのか!」みたいな場面がたくさんありました。あとは、FF14とかオンラインゲームで海外勢とチャットする時とかにも使えると思います。英語ペラペラミコッテになって海外のヒカセン達と冒険しよう!

巻末の付録も優秀です。数字の数え方(分数や小数点など)の英語の表現、X時Y分前とかの表現の方法、挙げ句の果てにはlol, omw, brb, Imo, idkなど海外勢とMMOやっていると使われる言葉の超簡単な解説まで載っています。痒いところに手が届きすぎるぞ?

ガチで使う英単語に狙いを絞って実践的な解説をしているので、情報の質が非常に高いです。1ページ1ページが読む価値があると思いました。1,500円の価値は十分にあると思います。

 

「こあら式 英語のニュアンス図鑑」のココがちょっと惜しいと思ったところ

この「こあら式 英語のニュアンス図鑑」の惜しいところは、正直あんまりありません(笑)あえて言うなら、それぞれの類似語のニュアンスの違いを解説している一方で、なぜそうなのかという語源的な解説があまり無いような印象でした。

だからといって覚えにくいというわけではなく、上記の通り急所をついた情報ばかり載っているので、どれも頭にすっとはいってくるんですよね。なので、語源的なニュアンスの違いの理由まではあえて解説はなくて良く、ニュアンスの違いの結果だけを書いてくれているだけで良かったです。情報量が最低限に絞られているので、読み直す周回もやりやすいんですよね。

ただ前置詞だけはもうちょっと解説が欲しかったかもしれません。十分わかりやすいのですが、前置詞だけはガチ暗記の雰囲気を感じました。私がこれまで読んできたニュアンス本だと、前置詞については以下の本が1番わかりやすかったので、ご参考まで。

 

「こあら式 英語のニュアンス図鑑」まとめ

ということで「こあら式 英語のニュアンス図鑑」の感想となりました。うーん、これまで読んできた英語の本の中でもトップレベルで満足度が高いかもしれません。これまでも良かった本はたくさんあるんですが、どの本も「使いたい英語」と「これはちょっと使わないなって英語」が混ざっていたので、自分で取捨選択して必要な表現を学んでいく感じだったんですよね。これが結構面倒くさい。

その点、この「こあら式 英語のニュアンス図鑑」はガチで使う英語、悩んでいる人の急所を本気で狙い撃ちにしにきているってすごく感じたので、ほぼ全ページに渡って必要な情報がみっちり載っている感じなんですよね。繰り返し読んで勉強したくなる一冊でした。


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