どうもこんにちは、今回はYoutuberの方が紹介しているのを見て欲しくなったスマートウォッチ Amazfit Bip Sのレビュー記事となります。
結論から言いますと「ある程度スマートウォッチに慣れた玄人向け」のスマートウォッチといった印象です。はじめてスマートウォッチを買う!というワクワク感を持っている人よりは、ある程度スマートウォッチを使ってきてスマートウォッチに飽きている人が使うのに向いている印象です。
そもそもスマートウォッチを使いこなすのは相当難しい
まずスマートウォッチの最大の弱点はずばり「充電」です。これが最大にして唯一の弱点です。
どういうことかと言いますと、大抵のスマートウォッチは充電端子が独自規格のものでして、タイプC等とは異なり、兼用することができません。つまり、スマートウォッチのために充電スペースをひとつ確保しておく必要があります。加えて、充電頻度も多機能であればあるほど多く必要でして、つまるところ、スマートウォッチを使い始めると従来の時計とは比べ物にならないほど、手間がかかるわけです。
そこまでして得られるスマートウォッチの機能ですが、代表的なものとしては、通知機能、歩数計、睡眠計測、心拍数計測といったあたりでしょうか。あとは当然ながら時間も確認できる、運動時の消費カロリーの計算といった感じですね。で、要はこれらのメリットが充電をしてまで使うべきものかと言われれば、うーんそんなに?ってなるのです。スマートウォッチを買ったばかりの頃は喜んで使いますよ、でも買ってからしばらくすると使わなくなるんです。別にそこまでして通知見なくてもいいし、歩数計はスマホで測れるし、睡眠時まで時計つけるの鬱陶しいし、心拍数わかったからといって何?ってなります(笑)まあ運動時に付ける機能はスマートウォッチにしかできないのですが、せっかく買ったスマートウォッチを汗まみれにしたくないという思いもあります。
で、充電も面倒なので結局使わなくなるというわけです。この点、私はこれまでSteel HRというスマートウォッチを使っておりまして、この時計は1ヶ月ほど充電がもつというものでした。普通の時計としても使えるので約2年間使っていました。
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参考【ガジェット感想】電池持ちがすごい!Steel HRというスマートウォッチを1年半使ってみての感想
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Amazfit Bip Sの2週間レビュー
Amazfit Bip Sの総括
これからまとめていきますが、Amazfit Bip Sの使用感を一言で言いますと「スマートウォッチを使い慣れた人にはちょうどいいい」というものです。上の方で書いたようにスマートウォッチは派手な機能?ほど使わなくなっていくのですが、そういうスマートウォッチに慣れた人の本当のニーズに合っている、という印象です。
Amazfit Bip Sの外観レビュー
時計の外観などはYoutubeで他にレビューしている人がいるので、個人的に印象に残った点をお伝えします。
まず文字盤についてですが第一印象は「エッジが太い!」でした。思った以上に画面の領域が狭いです。実際に使用するには問題ないのですが、どうも野暮ったさは拭えません。
文字盤を覆うガラスの出来は良さそうです。傷に強いガラスを使っているらしいだけあってフィルムなしで使っていますが、今のところキズらしいキズはついていません。あと、指紋がつきにくい素材らしいのもグッド。指でベタベタ触っても指紋がそんなに残りません。見た目が野暮ったい代わりに、こういう痒いところに手が届くあたりが、玄人向けという感じがします。
Amazfit Bip Sの良いところと悪いところ
では、具体的にその理由を書いていきます。Amazfit Bip Sの良いところと悪いところを端的に述べると以下のような感じになります。
良いところ① とにかく電池持ちが良い
購入してから1度充電し、2週間ほどつけていますが、充電がなくなる気配が全くしません!めちゃくちゃ保つじゃん…って感じです。Steel HRと同じくらい電池持ちそうです。
良いところ② 常時点灯はやっぱり便利
常時点灯はやっぱり便利です。屋外・屋内問わず、光があるところであれば反射で文字盤がよく見えます。ただ、たま〜に自分の影で見にくいことも。とはいえ、十分な性能と言えると思います。この機能がついて電池持ちが良いのは本当に助かります。
良いところ③ 文字盤を好みのものに変更できる
文字盤を好みのものに変更でき、種類によっては、時刻、天気予報、消費カロリー、歩数、心拍数、日付、充電残量をひとつの画面で表示してくれるものも。ぱっと時計を見るだけで、色んな情報が瞬時にわかるのはなかなか便利です。常時点灯と相性が良いです。とはいっても私は歩数と消費カロリーくらいしか見ませんが…笑
悪いところ① 画質がとにかく悪い
これは最大の欠点と言えるかもしれませんが、文字盤の画質が悪いです。チープというか、一昔前のゲーム機、ガラケーみたいな感じです。せっかく色んな種類の文字盤があるのですが、そもそも画質が悪いので、格好良く見える文字盤がほぼありません。別に普通に使うには支障はないので、満足感よりも性能をとったというところかと思います。このあたりが、派手さよりも実利をとったこの時計らしいと思います。スマートウォッチを買ってキャッキャッするよりも、地味でも使いこなしたい玄人向け。
悪いところ② フォントが見にくい
フォントは洗練されていないです。否めない中華デバイスらしさ。購入して最初にスマホにつないだときにアップデートされたようですが、それでもチープさは拭えません
悪いところ③ 純正バンドを使う気にならない
純正バンドが硬い!つけにくい!素材・触り心地云々の前にとにかくつけにくいです!幸いバンドはサードパーティ製の製品と互換性があるので、Amazonで良さそうなバンドを探してきて付け替えることをオススメします。
Amazfit Bip Sのレビューまとめ
というわけで、Amazfit Bip Sのレビュー記事でした。全体的に「痒いところに手が届きまくる」商品だと思います。常時点灯、圧倒的な電池持ち、頑丈かつ使いやすいガラス、絶妙な軽さといい、「普段から長時間連続して使用すること」が想定されている、煩わしさから解放されて、普通の時計のように使えるスマートウォッチと言えます。
反面大手のスマートウォッチに特有の華やかさ、派手さ、所有欲を満たすような満足感はちょっと足りていない気がします。ですので、初めてスマートウォッチを買う人にとっては「え、スマートウォッチってこんなもん…?」みたいな印象を持ってしまうかも。逆に、スマートウォッチを買ったものの、充電や取り回しが面倒で使うのをやめちゃった人にはオススメできそうな商品です。