どうもこんにちは、座っているゲーミングチェアが最近ボロボロになってきていまして、買い替えを検討しています。どうせなら高くて良いイスに長く座りたいと思いまして、高級チェアについて色々と調べています。もう一度ゲーミングチェアを買ってみても良いのですが、今回はオフィスチェアを検討しています。在宅勤務でも使えますからね!
とはいうものの、高級オフィスチェアについては特に知識を持っているわけではありません。アーロンチェアかエルゴヒューマンのどれかがいいんでしょ?くらいの知識しかないのです。そういうわけで、実際に色々と試座をしてまいりました。今回は素人ながら、いろいろな高級オフィスチェアについて座ってみた感想を比較しながら書いていこうと思います。
なお、高級オフィスチェアにつきましては絶対に自分で座ってみることをオススメします。座ってみることで新しい発見があるかもしれませんし、自分の身体との相性もあるため、他人の感想はあんまり参考にならないためです。ですので、この記事も購入のための決定打にするというよりは「こんなイスあるんだ〜」くらいの感じで読んで頂くのが良いと思います(高い買い物ですので、くれぐれもこのブログだけを信じて買わないでくださいね。責任取れませぬ)。
高級オフィスチェアを試座した比較感想 試した場所について
今回、高級オフィスチェアを試座した場所は、大阪にある「IDC OTSUKA 大阪南港ショールーム」です。私は自分が住んでいる場所の近くに高級オフィスチェアに試座できる場所がなかったので、園路はるばる行ってきました。遠かったです。が、結論から言うと、こちらに伺って大正解でした。品揃えがすごい、家具のテーマパークみたいな感じでしたね。
オススメできるポイントは以下のようなところ。
○品揃えがとても多い。自分の知らない商品に出会うことができる。
○予約なしでも入店可能(予約すれば案内してくれるらしい?)
○ 店員さんが積極的に話しかけてくるわけではないので、集中して試座できる。
特に3点目がありがたかったです。機能などを案内してくれるのはありがたいんですけど、ずっっっっと張り付かれて案内されるとゆっくり座れないもの。IDC OTSUKAの店員さんは、積極的に話しかけてくるわけでもなく、かつ、こちらが気にならない位置で控えてくれていたので、集中して試座をすることができました。これは本当にありがたい。
次の項目から各高級オフィスチェアについて感想を書いていきますが、2022年7月17日時点の情報であること、IDC OTSUKAさんにこの商品が必ず置いてあることを保証するものではありません。
どーーーしても座りたいオフィスチェアがある場合は、あらかじめ店舗に問い合わせるなどがよろしいかと思います。実は、IDC OTSUKAさんに行く前に、ネットの記事を参考に別のお店に行ったんですが、オフィスチェアの取り扱いがなかったんですよ…多分古い情報だったんだと思います。ですので、無駄足を踏まないためにもご自身で問い合わせるなどを強くお勧めします。
次の項目から商品リンクを貼っていますが、あくまで参考に留めておいてください。実際にはオプションパーツの有無や座面の素材などを選ぶモデルもあると思うので実店舗で買った方がいいです。あと、一応公式ストアっぽそうなところからリンクを引っ張ってきていますが、正規品かどうかを含めて正確性には一切責任を持てません。
高級オフィスチェアを試座した比較感想
ハーマンミラー
アーロンチェアで有名なメーカー。一通り座って見た印象としては、全体的に「仕事をするためのイス」という印象。正しい姿勢でデスクワークをするのに特化している印象を受けました。ただ、仕事をしている間にリクライニングで一休み、みたいな使い方はちょっと苦手そうな印象です。座ってみた感じでは腰に対する思いやりは1番感じました。総括すると、「想定された使い方で最大の効果を発揮しそう」なんですが、それ以外の使い方は許してくれなさそう…という印象です。例えが適切かどうかわかりませんが、iOSのようなイメージ。悪く言えばちょっと窮屈さを感じる使用感です。実店舗では私もきちんと座っていたので座り心地に感動していたのですが、家に帰ってからゲーミングチェアの上で胡座をかいている自分を見て、アーロンチェアに座る資格が私にはあるのか…?と思うようになりました。
アーロンチェア
恥ずかしながら、ハーマンミラーのイスはアーロンチェアしか知りませんでした。それくらい知名度があるイスだと思います。座り心地は知名度に相応しいもので、このイスで仕事をすれば捗るだろうなあ、と思いました。が、冒頭にも述べた通り、オフの時にゆったりと座るのにはあまり向いていない印象です。座った瞬間は感動しましたが、オンのときはよいけどオフのときにリラックスできるイスかどうか、という点で購入は見送りました。
エンボディチェア
腰と背中に思いやりを1番感じました。この記事で取り上げているイスの中で1番腰と背中に思いやりを感じました(他のイスも結構誉めているのですが、このエンボディチェアは別格。これはガチ)。正直かなり気に入ったのですが、値段がかなり張ります。あとかなり重量感があるように思いました。家電屋で見るテレビを実際に家に置いたらクソでかく感じるのと同様の現象が起きないか少し心配になりました(このイスを狭い私の部屋に置いて大丈夫なのか…という懸念。広い実店舗で見ると小さく見えることが多いと思いますが、このイスは実店舗でもなおでかく感じました)。もう少し値段とボリュームがお手頃なら買ったのになあ、という感じです。
ミラ2チェア
すみません、このイスも座ったのですが、あまり印象には残っていません。お値段的には手頃(あくまでハーマンミラーの中では笑)なのですが、座り心地を聞かれると、やっぱり上位モデルには一歩及ぼないかな〜という印象です。大変申し訳ないのですが、このイスじゃないと!みたいな利点は私には見つからなかったです。
セイルチェア
素人ながらの印象ですが、仕事をするためのイス感が強かったです。高級オフィスチェアを調べ始めると必ず耳にする言葉「前傾姿勢」(当然ですがこの椅子にだけ付いている機能ではないです)も試してみましたが、「ほー」という感じで、あんまり感動するものではなかったです。ただ、これもあくまで個人の感想なんですが、ぱっと見のよくわかる魅力に惹かれるのはちょっと待ったをかけた方がいいかな、って思っています。店舗でちょっと座っただけなのと、自分で長く使うのでは、使い方も使用感も当然変わってくると思います。そういう意味では、パッとよくわかる魅力がなさそうなこのイスも実は長く仕事のために使うのであれば、きっと良いイスなのかもしれません。まあ、こんな浅い感想記事を書いておいてなんですが、イスを買う前には自分の使用目的・座り方などをよく認識した方が良いと思いました。私の場合はイスを仕事以外の用途に使う方が多いので、購入は見送りました。
エルゴヒューマン
ネットですごく有名なオフィスチェアメーカーその2。ハーマンミラーほど高いわけでもなく、頑張れば手の届くギリギリの価格帯だと思います。一通り座ってみた印象としては、エントリーモデルからフラッグシップモデルまではそんなに大きな差はない印象(無論細かな差異はありますが)。オン・オフ両方に使える印象で、リクライニングが快適な印象でした。私は在宅勤務の他にゲームをするときにも座る予定なので、ゲーム用途ではエルゴヒューマンのイスは好印象。細かな調整が利くモデルもあり、先ほどハーマンミラーをiOSに例えましたが、こちらはAndroidといった印象です。尖っているところはおそらく腰の部分のクッションでして、ここで大きく好みが分かれる印象です。
エルゴヒューマンプロ オットマン
強い。 思わずポチってしまう要素がこれでもかと入っています。ハーマンミラーとは一味違う腰をしっかりと支えてくれる独特なクッション、快適なリクライニング、ヘッドレスト(これは他の椅子もある)、(おそらく)オプションで使えるタブレットスタンド、座面を前後に移動できる機能、そしてオットマンと機能が盛りだくさんです。特にオットマンを出して、リクライニングをしたときの快適さは非常に魅力的。これだけで思わず飛びついてしまいそうになります。が、人間なんでもそうですがわかりやすい魅力があると飛びついてしまうのですが、一歩踏みとどまって考えないといけないなと思います。カタログ上のスペックだけではなく、実際の座り心地をしっかりと吟味したいところです(私は腰のクッション含めて好き)。ちなみに座面チルトも試してみましたが、座り心地の違いはよくわかりませんでした。
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エルゴヒューマン プロ
上記との違いはオットマンがついているかどうか、のはず…(が、詳しいことはわからないのでご自身で調べてください)。 プロを買うのであればオットマンがいいと思いましたので、このイス自身に関する感想は特にないです。座り心地はあんまり変わらない印象でした。
エルゴヒューマン ベーシック
同じくただ座っただけでは、そこまで上位モデルと座り心地の違いはわかりませんでした。逆に言えば、エルゴヒューマンはモデルによってそこまで大きな差が感じないのはお得?とも思いました。購入を検討する場合は、店員さんへ相談するのが必須だと思います(でないとエルゴヒューマンは各モデルの座り心地の違いがよくわからないので)。
エルゴヒューマン エンジョイ
流石にここまで来ると座り心地も変わってくるか…?と思いましたが、これも普通に座りやすかったです。1番大きなところは、他のモデルにあるエルゴヒューマンらしい特徴的な腰のクッションが省略されているっぽいところ。座りやすいのは座りやすいが背中をぐっと押される感じで、腰のところのケアはちょっと物足りない印象。他にもエントリーモデルらしく搭載されていない機能が多いので、本当に座り心地が気に入った場合じゃないと選択肢には上がらないかな、と思いました。
オカムラ
実は高級オフィスチェアを探し始めるまで、知らなかったメーカーでした(すみません)。実際に座って見た印象としては、ハーマンミラーほど仕事に特化した印象ではなく、エルゴヒューマンほど多機能ではないけれども、座り心地に関してはかなり丁寧に作られているという印象です。シンプルながらも、どの椅子も丁寧に作られており、日本のメーカーらしい良きモノづくりの精神が表れていると思いました(ど素人の感想)
コンテッサセコンダ
ものすごく快適。座り心地の良さという点では、ハーマンミラーの椅子よりも好きかもしれません。なんというか背中と腰をとても優しく包み込んでくれる印象を受けました。試座したイスは特に腰あて的なものはないと思われる一見シンプルなカーブをもった背もたれだったのですが、これが本当に快適。不思議(イスって奥深いなあ)。あと手元(肘掛け部分)に座高とリクライニングを調整するボタンが付いているので、各調整も非常にストレスフリーで行うことができます。基本的な機能も備わっているようなので、とにかく座り心地の良さを重視するならこのイスかなという感想です。でも高い。見つけたらとりあえず記念に試座しておくことをお勧めします。
バロンチェア
コンテッサほど「あ〜包まれるんじゃあ〜」という感覚はないのですが、シンプルに座り心地が良いです。背中と腰をしっかり適確に優しく支えてくれるので、自然に座っていられました。癖のない普通の椅子をとにかく座りやすくしたという印象があります。シンプルが故にあんまり語ることがなく、この記事では簡潔な紹介となってしまいましたが、これこそ試座をするべきイス。もりもりに紹介できるわかりやすい目立った特徴があるのとイス自身の座り心地はまた別の角度となのです。ぜひ座ってみて吟味してください。
フィノラ
お手頃な価格帯(比較した場合の話)なので、やはり座り心地は一歩劣る印象です(それでも十分座りやすいのですが)。コンテッサの包み込まれるような座り心地やバロンチェアの適確な座り心地も無い感じで、結構普通のイスという印象(すみません)。価格帯的にはエルゴヒューマンエンジョイあたりがライバルになりそうですが、特にこっちがいい!みたいな印象はないです。もはや直感の世界ですが、感覚的にはエルゴヒューマンエンジョイの方が好き。
シルフィー
腰をしっかりと支えてくれるフィノラという印象。その理由はバックカーブアジャスト機能にあると思われます。バックカーブアジャスト機能ってなんじゃいって人はこんなブログ読んでないでググってもらった方が早いんですが、背もたれ部分の腰あたりのカーブを調整することで自分の腰(背中?)にフィットした背もたれに調整することができるっぽい機能です。この機能のおかげで、結構しっかりと腰を支えてくれるのが好印象です。このあたりはコンテッサやバロンチェアがゆったりと支える、エルゴヒューマンがぐっと押してくる、これらに比べるとシルフィーは「人の手が自分の腰を持っている」ような印象を個人的に受けました。どれが楽やねん、って話なんですが、そのあたりは人によるので座ってきてください(かくいう私もまだ悩んでいます笑)。他の機能面も充実しているので値段帯も考えると購入候補のひとつに上がってきます。
Steelcase
今回、試座をするときに初めて知ったメーカーその2(ごめんなさい)。アメリカのメーカーらしいです(結構有名らしい)。このメーカーに関してはYoutubeで少し勉強しました。特徴的なのは、背もたれと座面がリクライニング時に連動して動くこと、肘掛けが結構自由に動くこと、らしいです。座っている側が姿勢を変えることを許容する柔軟性のあるイスという印象。試座してみた印象としては、背もたれが他のメーカーのイスと比べると快適でした(モデルによる)。
リープチェア
背もたれが非常に快適でした。背中にすごくフィットする感じ。肩甲骨から腰にかけてしっかりと優しく支えてくれる感じがあり、肩こりがある自分でも快適に座ることができました。リクライニング機能は背もたれと座面が連動して動くので、姿勢に合わせてイス全体が動いてくれる感じです。が、便利なのは便利なのですが、この機能がすごく快適かと言われるとうーん、どうかなって感じ。あと、肘掛けは他のイスと比べると結構自由に調整できる感じ。ヘッドレストもかなり快適でした。背もたれと座面が動く機構をどう捉えるかで好みが分かれる印象です。あと、このモデルはシルフィーと同じように背もたれのカーブをちょっと調整できるっぽいです。
ジェスチャーチェア
リープチェアとの違いがあまりわかりませんでした。どっちかというと背もたれはリープチェアの方が好き。
シンクチェア
これはあまり刺さるものがなかったです。
シリーズワン
同上。上位モデルの特徴は受け継いでいるけどちょっと物足りない感じ。
比較した結果の個人的座り心地ランキング
というわけで一通り試座してみた印象について語ってみました。ただただ文字の羅列で読みにくい感じで本当にすみません。結局のところ、機能面について文章で伝えたところで、「実際に座った心地」がイスを選ぶ上ではウェイトが大きいので、見える化しても無意味かなと思って、シンプルに感想をお伝えした感じになります。ですので、イスは本当に心から実際に座りに行って店員さんの説明を聞いて吟味して買うべきなんだろうなと思います。だから今すぐ大塚家具に足を運ぶのです(このブログは大塚家具さんと何も関係はなく個人が勝手に書いているものです)。
とはいえ、一応、個人のレベルでの座り心地ランキング的なものは書いておきます。「どれから座ったらいいんじゃい!」って人は参考にしてみてください。
個人的座り心地ランキング
1位 エンボディチェア(ハーマンミラー)
2位 コンテッサセコンダ(オカムラ)
3位 リープチェア(Steelcase)
4位 バロンチェア(オカムラ)
5位 シルフィー(オカムラ)
6位 エルゴヒューマンプロ(エルゴヒューマン)
高級オフィスチェアに一通り試座したので印象を書いていく まとめ
というわけで全16種類、高級オフィスチェアに一通り試座した印象でした。あんまり参考にならなかったかもしれませんが、まあ正直なところ、繰り返し言いますが、結局のところイスは座らないと始まりません。いくら多機能でもそもそもの座り心地が合わなければ全く意味がないのです。この記事がいくらか参考になり、ご覧になった方のイス選びに何か役に立てれば幸いです。
ちなみに私個人としては、現状、シルフィーかエルゴヒューマンプロで揺れ動いています。座り心地は違うとはいえ、どちらも快適度では甲乙つけ難いので悩みます…ガジェット系Youtuberがよく紹介しているのはエルゴヒューマンの方だと勝手に思っているので、逆張りでシルフィーの方にしようかなあ…という感じでした。オプションやら座面の素材やらカラーも悩みますね…
あと大事なのは!サイズが合っているかどうかです。設置しようとしている場所はもちろん、搬入ができるかも含めてサイズは把握しておくことに越したことありません。さらに忘れがちなのが素材。購入するときはどの素材の座面にするかもよく店舗でみておきましょう!
最後に分解されて納品されるのか、完成品で納入されるのかも重要だと思います。機能面ばかり気が向きがちですが、そもそも設置できるかは絶対に確認が必要です!
では今回はこれにて。