どうもこんにちは、今回はMeta Quest2を購入したものの、1週間くらいで文鎮化(使わなくなってしまった)させてしまった話となります。最初に断っておきますが、Meta Quest2自体はよくできたデバイスでして、メタバース時代の幕開けにふさわしい出来だと思っています。このデバイスを生かすも殺すも自分次第…という感じです。
では、Meta Quest2に向いていない人はどんな人か?
というのを今回は実体験から、私なりの私見をもとにつらつらと書いていきたいと思います。一応、全て個人の感想ですので「人によるでしょ!」みたいなツッコミはご遠慮いただけると幸いです(おっしゃる通り、人によるとしか言えないので)。
Meta Quest2は優れたデバイスである
まず最初に繰り返しとなりますが、Meta Quest2はよくできたデバイスであると思っています。スダンドアロンであるためコード類の手間が全く無い(Air Linkを使えば無線でPCソフトのVRも楽しむことができます。すごい)というメリットは非常に大きいです。また、解像度も十分に綺麗であり、メガネユーザー向けに、度入りのレンズアタッチメントも販売されています(私は非公式の中華製レンズアタッチメントを使用していますが、問題なく快適に使用できています)。
ここで何が言いたいのかと言いますと、このデバイスは現状の取りうるVRヘッドセットの選択肢の中でも、可能な限り「面倒臭さ」が排除されているということ。つまり、充電さえされていれば後は被るだけ、ということです。起動のために面倒臭いセッティング(一昔前のVRヘッドセットは色々とコードを繋がないといけなかったのです)は必要あありません。
ということで、Meta Quest2に関しては、そもそも起動するのが面倒臭いので使わなくなった、という文鎮化は(従来のVRヘッドセットと比べれば)そうそう起こり得ないのではないかと考えています。実際問題、私もMeta Quest2の起動が面倒で使わなくなったというわけではありません。
飽きの原因はコンテンツの種類か?
ではなぜ飽きてしまったかと言いますと、うーん、何でなんでしょう…特に根拠のない個人の感想レベルの推測ですが、感じたのは「コンテンツの幅の少なさ」でした。結局のところ、体感型のコンテンツがメインになってくるので、腕を振ったり、頭を振ったりしてできるコンテンツがメインになってきます。そうすると、結構コンテンツの種類が限られてくるのかもしれません(これは単に私があんまりコンテンツを探さなかったのが悪いかも)。
従来から存在する普通の平面の画面とコントローラ(もしくはマウスとキーボード)は伊達に長年使われているわけではないということでして、体感面はVRに劣るとはいえ、普通のゲームでは、操作できるコンテンツのシステムは非常に複雑かつ奥深いものが多いですよね。対するVRヘッドセットは、どうしても入力面ではコントローラに劣るので、できるだけシンプルに直感的に体感できるゲームが多いように思います。というか、逆に言うと、複雑な操作をMeta Quest2のコントローラでするのは厳しいので、シンプルかつ直感的にせざるを得ないのかも。VRになることで世界は広がったように見えますが、入力装置が追いついていない感じがあります。これが主に飽きてしまった理由の一つかと思います。なんかこう、腕振るくらいしかやることないイメージなんですよ。
自分で世界を広げられる人には向いているかも
一方で、体感という面では従来のゲームなどとは一線を画しています。特にVRChatなどは自分でアバターやワールドを作成して、自分だけの世界を作り出すことができるので、面白いかもしれません(マイクラでもできそうだけど)。体感したことを共有すれば、これほど面白いことはないと思います。ちなみに筆者はVRchatにはハマりませんでした。単純に友達ができなかったんですよね。
ものっすごい偏見を申し上げるのですが、Facebookアカウントと連携しているのは、一種のフィルターになり得るかもしれません。私は、このMeta Quest2のためにFacebookアカウントを新設しましたけど、よく考えたら、Facebookアカウントを持ちたがらないようなネット上でのぼっちコミュ障の人間がVRの世界で友達を作れるはずないんですよ。文字のやりとりのSNSの世界ですら友達を作ることができなかったのに、ボイスチャットが必要なVRの世界で友達を作れるはずがありませんよね。そういうことです。
Facebookアカウントを持っておらず、あまり人とつながることが苦手な方は、VRヘッドセットをコミュニケーションツールではなく、純粋にゲームデバイスとして使うことになると思いますが、そうするとゲームデバイスとしては前述のように一歩及ばない感じがあるので、そういう人には向いていないかもしれません。
そんなことはない!友達は作ることができる!できなくても1人でも楽しめる!という反論があるかもしれません。それは実際その通りだと思います。でもそういう人って大抵は生み出す側の人間だったりするんだよなあ…私の場合は生み出す側の人間ではなくて消費する側の人間です。そして、おそらく、そういう人間は飽きたらそのままで無言で消えていく(それか存在を認知されない。私のブログやツイッターのように…)んじゃないかなあ。だから結果として、プラスの意見の方が目につきやすくなるんじゃないでしょうか。とにかく、生み出す側の人間ではなく、人と繋がることが苦手な人には向いていないと思いました。
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参考【ぼっち】コミュ障のワイがプレイしたオンラインゲームの印象や感想を書いていく
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1週間でMeta Quest2に飽きた理由を語る まとめ
なんか今回のブログ記事、結構辛口で申し訳ないです。Twitterとかみているとメタバースに邁進しておられる方もたくさんいるので、水を差すようなことをして申し訳ないです。お前が向いていないのはわかったから黙って消えろ!というご意見もあるかと思います。それはそうかもしれませんが、自分のブログで自分の思ったことを書くくらいはどうかお許しください…私も、自分はVRの世界を楽しめるはずの人間だと思っていたのですが、まったくそういうことはなく、ものの1週間でMeta Quest2を起動すらしなくなったことに驚いているのです。
Meta Quest2も、他のVR機器に比べたら安いとはいえ、そこそこの値段がすることも事実ですので、ネット上の端っこにマイナスな意見もひとつくらい落ちていてもいいんじゃないかな、と思ってブログ記事にしてみた次第です。このブログ記事に反感を持った場合は、結構Meta Quest2に向いているんじゃないでしょうか。まあ結局、自分で道を切り開ける人に向いているデバイスって印象でした。
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その後Meta Quest2で映画をみた話【余韻】Meta Quest2で映画を観終わったとき劇場の"あの"感覚を体感した!
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