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Galaxy Watch8 40mmレビュー。Gemini搭載によりスマートウォッチは日常では手放せない相棒に進化した

こんにちは。今回は、最近手に入れてから手放せなくなった相棒、「Galaxy Watch8 40mm」について詳しくレビューしていきたいと思います。

​これまで数多くのスマートウォッチを渡り歩いてきましたが、今回のモデルは「これこそが正解かもしれない」と感じさせてくれる完成度でした。スマートウォッチとしての完成度はもちろん、Geminiが搭載されたことにより、Galaxy Watch8 40mmはスマートウォッチのデバイスとしてのステージを1段階前に進めたのではないか、それくらいのインパクトを感じています。

今回は、Galaxy Watch8 40mmが、私の日々の生活をどのように変えてくれたのか、いくつかご紹介します。

 

Galaxy Watch8 40mmは、着けていることを忘れるほどの軽快さがある

後述する機能面においても優秀なGalaxy Watch8 40mmですが、ハード面でも優秀。いくら機能が良くても腕時計として着けにくければ意味はありません。

私は男性ですが、あえて40mmモデルを選びました。結果として、これが大正解。手首への収まりが非常に良く、見た目もシンプルで洗練されており、どんな服装にも馴染む「おしゃれでかっこいい」佇まいです。

​驚いたのはその軽さと薄さです。バンドの質が非常に優秀で、肌に吸い付くようなフィット感がありつつ、非常に快適です。

この薄さと軽さの​恩恵を特に感じているのが睡眠時。これまでのスマートウォッチは寝る時につけるとどうしても違和感がありましたが、これは「つけているのを忘れる」ほど。睡眠計測をストレスなく継続できるのは、健康管理において大きなアドバンテージだと感じています。

 

Galaxy Watch8 40mmは、​Geminiで「調べる」習慣を変える

​今回の目玉とも言えるのが、AIアシスタント「Gemini」の搭載です。これが想像以上に便利でした。Galaxy Watch8 40mmは右上のボタンを長押しするだけですぐにGeminiを呼び出すことができます。

​「わざわざスマートウォッチに話しかけるのは恥ずかしい」という心理的な壁は確かにあります。しかし、実際に使ってみると、かなり小声でもしっかりと聞き取ってくれることが分かりました。外では少しコソコソと話しかける必要はありますが、人混みなどでは意外と自分の声は周囲に響きません。

特に旅行など出先ではスマホを取り出すのが億劫なもの、その点Galaxy Watch8 40mmは、手元にサッと話しかけるだけで情報が引き出せるのは非常に重宝しました。

そして、​何より大きな変化は、「わからないことを放置しなくなった」ことです。

これまでは、家であっても、スマホを取り出して文字入力するのが面倒で、ちょっとした疑問をそのままにしてしまうことが多々ありました。しかし、手元ですぐにAIに頼れるようになったことで、日常生活の些細な疑問をその場で解決するクセがつきました。

​「すぐにAIに頼ると考える力が衰えるのでは?」という懸念もありましたが、実際はその逆です。小さな疑問を放置せず、調べる頻度が上がったことで、むしろ生活の知恵が増え、脳が活性化している感覚すらあります。

 

Galaxy Watch8 40mmは、​手ぶらで管理できるタスクとメモが便利

​生活の効率化という点では、Google To Doリストとの連携が非常に強力。

現在、スマートウォッチ向けの「Google To Doリスト純正アプリが出ていないため、入力はGeminiによる音声入力がメインとなります。打率が100%ではない(たまにGoogle Keepに登録されてしまう)という粗削りな部分はありますが、それでも「思いついた瞬間に手ぶらで登録できる」メリットは計り知れません。日常のタスク管理の精度と効率が爆上がりしました。ポイントは、「To Doリストに登録」と発生したあとに登録したい内容を話すこと、これならだいたい9割5部くらいはいけます。

​また、地味に便利なのがタイマー設定です。「15分だけ昼寝をしたい」という時、わざわざスマホを触らずに手元でサッと話すことでタイマーをセットできるのは、一度慣れると戻れない快適さです。休日の15分だけのお昼寝ライフが捗っています。

 

Galaxy Watch8 40mmは、健康を意識させてくれる機能がある

​健康管理機能についても、抜かりはありません。

特に運動の自動計測は優秀で、ウォーキングを始めると自動的に記録を開始してくれます。このあたりの精度は、さすが大手メーカーのフラッグシップモデルといったところです。他のスマートウォッチでもこういう機能はあると思いますが、このあたりもしっかりと機能を搭載しています。

​最近個人的に気に入っているのが、「抗酸化指数」などのユニークな指標です。

数値として可視化されることで、「今日はもう少し野菜を食べようかな」と食生活を振り返る良いきっかけになっています。こうした機能は、自分の体と向き合う楽しい時間を提供してくれます。

その他、睡眠スコアやエナジースコアなど各種機能を取り揃えています。エナジースコアなんかは、日々の自分の身体の総合スコアとして結構に気にしながら日常生活を送っています(笑)

 

​【気になる点】WearOSの現在地とカスタマイズ性

​一方で、使っていて感じる課題もあります。

WearOS自体はまだ「発展途上」という印象を拭えません。アプリのラインナップが劇的に充実しているわけではなく、結局のところデフォルトのアプリを使いこなすのが一番安定している、という状況です。まあ、デフォルトの機能だけでもだいぶ充実しているので、そもそも追加のアプリとかいらないな、っていうのもありますが。

↓文字盤のカスタマイズは自由自在です。私は真ん中にエナジースコアと録音ボタン(左のマイク。なんとスマートウォッチで録音ができる!)を置いています。

あと、いろんなところで言われている通り、電池もちは気になりますね。とりあえず1日は持ちます(ディスプレイ常時表示はオフにしています)。ただ、1日が限界ですかね。自分的には充電を毎日することをの面倒臭さよりも利便性が圧倒的に勝っているので、充電は苦ではありませんが。

 

​総評:日常生活の解像度を上げてくれる一台

​Galaxy Watch8 40mmは、単なる「通知を受け取るスマートウォッチ」の域を完全に超えている。

Geminiという賢い相棒が常に手元にいることで、情報の検索性が高まり、結果として日々の生活が少しずつ、しかし確実に豊かになっていくのを実感しています。あと、Googleの各種アプリとの連携が非常に協力。日常が最適化されていくのを実感しています。

​​もし、スマートウォッチ選びで迷っている方がいれば、この「手元にAIがいる生活」をぜひ体験してみてほしいと思います。対抗馬がいるとすればPixel Watchでしょうけど、まあ、個人的にはデザイン面でこちらの方が好きですね。やっぱり薄い、というのは大事です。

​今回のレビューが、Galaxy Watch8 40mmの購入を迷われている方のヒントになれば幸いです。

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