いやー、ついに手を出してしまいました。昔懐かしのあのゲーム機をカスタマイズするやつに。実家で子供の頃に使っていた現物を見つけたのですが、起動してみると液晶はつぶれているし、スイッチ部分もなんだか接続不良……ということで一念発起してパーツを自分で取り寄せて修理&アップグレードすることにしました!
初めてこういう電子的な作業をするので、とにかく苦労の連続、カスタマイズは結構簡単と聞いていたのですが、かなり難しくて諦めそうになりました。ここ1ヶ月はずっとパーツを取り寄せたり、色々試行錯誤したりして過ごしていました。それでも出来上がったものを見ると、そんな苦労も吹っ飛ぶほどの満足度。これはハマってしまいそうです…
出来上がったものがこちら。懐かしさと新しさが混ざったロマン機
出来上がったものがこちら。めちゃくちゃ格好良くないですか…?
▼写真映りがあまり良くないのですが、オタクが大好きなゴリゴリのスケルトンボディ!基盤が透けて見えるのが激熱!ゲームをプレイしていなくても机の上に飾っておきたいロマンがそこにある。まあーーー控えめに言って最高ですわ。これでプレイするゲームはマジで最高。懐かしさと新しさが織り混ざる新体験です。よく見ると内部で使っている両面テープが不恰好に見えてしまっているのですが、だがそれがいい。DIY感あって最高なのです。
▼背面ももちろん透け透けのスケルトンボディ!透ける基盤が最高すぎるんですわ。あと、電池は流石に単三電池だと不便なので、バッテリーパックを購入しました。おかげでタイプC端子で充電ができるようになり、ほぼ現代のマシンとして使えるようになりました。タイプCで充電できるだけで使い勝手が爆上がりなんだよなあ。
▼前面レンズはガラスのスケルトンタイプを採用。単純に格好いいから、という理由もありますが、アリエクスプレスとかで売られている互換レンズ、堂々と公式のロゴとかが入ってるんですよね。どう考えても許可とか取ってないだろうと思うので、ロゴが付いていないこのタイプにしました。結果としては大満足。やっぱりボディが透け透けなら、全部透け透けにするのが大正解でした。
パーツが多種多様で必ずしもきっちりと組み合わせられるわけではない、工夫も必要
こういうカスタマイズとか修理ってググるとたくさんの人がやっていて、いろんな記事が出てきます。その人たちは結構難なく組み上げているんですが、実際やってみた感想としては、まーうまくいきません。その原因は色々とあるのですが、1番大きいのは多分、規格が統一されていない?ところかなと思いました。要は、購入したパーツそれぞれがきちんと組み合わさるかどうかわからないわけ。
特に液晶と外装(シェルと呼ばれている)は同じ販売元が出しているので揃えるのが割と無難な印象を持ちました。私はシェルはRetrosixというところのクリスタルクリア的なシェルを買いましたが、液晶はアリエクスプレスで売っていたやつを買いました。そうすると、うまく液晶がシェルに組み合わせられなかったんですよ。ここで心が折れかけました。このように、一式を同じ販売元で揃えないと、パーツ同士が噛み合わなくてえらい苦労します。
具体的には、以下のような試行錯誤が発生しました。
- シェルに液晶が固定できない→Retrosixのブラケットを購入するもうまく固定できない→最終的に両面テープで力技で固定。
- そもそも液晶とブラケットがうまく噛み合わないのでブラケットをニッパーでカットする。
- 両面テープひとつとっても、絶縁タイプかつ薄いタイプを探すのに苦労する(薄いやつじゃないとシェルがうまくはまらない)
- 電池カバーがうまくはまらない→シェルを削る。
1番の鬼門はネジだった。まじでネジにだけは気をつけろ
このブログはゲーム機の修理などについて特に解説するものでもなく、推薦するわけでもなく、単に楽しさだけを個人的に書いているものですので、特に手法やアドバイスなどを書くつもりはありません(全ては自己責任。原則はやめておけ、と言わざるを得ない)。ただ、それでも1点だけ、本当にやばいなと思ったことだけ記しておきます。
それはネジ。まじでネジにだけは気をつけてください。
▼ネジはパーツを買ったら付属してくることが多いですが、マジでこのネジが刺客。普通にネジ穴が潰れるような強度です。こんな感じで潰れてしまうと取り出すのに相当苦労します(基盤組み込んでシェルを閉じるときにネジ穴潰れると多分詰む)。基盤を挟んでネジを回す前に1回、シェル単品でネジを回してネジ穴をほぐしておくのがコツっぽいような気がします。シェルに初めてネジを回すときはめちゃくちゃ硬くてネジ穴が負けてしまう時があるので、十分ご注意を……
触っていて楽しすぎるという圧倒的なメリット、確かなロマンがそこにはある
まあこんな感じでとにかく苦労の連続、無駄にしたパーツやらもあり、総額としては本体代を抜いて1万5,000円くらいかな? かかりました。とはいえ、それに見合う価値はあると思っています。とにかく自分好みに組み上げることの楽しさ、組み上がった実機でプレイするゲーム体験は何物にも代え難い。
パーツを選んでいるときが1番楽しいまであるので、もうこれ、アセンブルを組むのと一緒、実質アーマードコアですね(アーマードコア6面白かった。エアちゃん最高!)。またもう一台組み上げたいのですが、肝心の実機が値上がりしているんですよねえ。早めにジャンク品でもいいので確保しておかないと。
この記事の結論はアーマードコア6買ってエアちゃんに萌えろということで。それではよきゲームライフをww