最近とあるオンラインゲームを始めました。このオンラインゲームは個人的には人生初のオンラインゲームということでして、やはりと言いますか、結構怖いところがあるんですよね。何が怖いかと言いますと、チャットが怖いんです。
どういうチャットが怖いかと言いますと「〜して」っていうチャットが怖いんです。オンラインゲーム初心者の私には、この「〜して」が怒っているように見えるんです。ニュアンス的には「〜しろよ、なんでしないんだよ、こっちは待ってるんですけど!?なあ、おい!」くらいに感じます(笑)
まあ、これに限らずですが、チャット主体のオンラインゲームでは、その一言一句にドギマギします。今回はその原因を自分なりに考察しまして、恐怖感を和らげようという試みとなります。決して無責任に「もっと優しい言い方してよ!」と愚痴るような内容ではない点、ご注意ください。
オンラインゲームでのチャットの目的
まず1つ目の原因として、なぜ、オンラインゲームでのチャットが淡白になるかと言いますと、おそらくですが「ゲーム内で丁寧な言葉でチャットを打っている暇がない」というものだと思います。まあこれは当たり前っちゃ当たり前なのですが、個人的にはココに「オンラインゲームでギスギスを感じないようにする」ポイントが詰まっていると考えています。
どういうことかと言いますと、この「丁寧なチャットを打っている暇がない」ということは、すなわち、「短時間で必要な情報を伝える必要がある」ということの裏返しだと思うんです。刻一刻と変わる状況で、素早く相手に必要な情報を伝えなければならない、そうすると、必然的にどうしても淡白な言い回しになってしまうんですね。これは考えてみれば当たり前なんですが、オンラインゲーム初心者であるうちは忘れてしまうこともあると思うので、折に触れ、思い出していきたいところです。
オンラインゲームでのチャットと日常会話の違い
逆に、日常会話はどうかと考えてみますと、まあ、オンラインゲームでもチャットで駄弁っている場合でも良いのですが、これらの会話は上記の「情報を伝える」に特化した会話とは全く異なります。何が異なるかと言いますと、「情報」以外に、感情や思い、気持ちなどを伝えることも含まれているんですね。自分がどう感じているか、ということも伝えるのが日常会話だと思います。
これがどう繋がるかと言いますと、我々は言葉に対して、知らず知らずのうちに、その発信者の感情を読み取っている、読み取ろうとしているということに繋がるのではないかと考えています。俗にいいう、「作者の気持ちを考えなさい」というやつです。この無意識に感情を読み取る動作が、おそらく、オンラインゲームでの上記のような場面でも発生しているのではないでしょうか。つまり、「〜して、という淡白な言い方をしているんだから、きっと怒っているに違いない!」と考えてしまう、ということです。
母国語であるが故の繊細さ
加えて、やはり母国語である日本語、という点も大きいかと思われます。例えば、「使って」「乗って」という言葉ですが、こうした言葉は最初、結構ドキッとしました。ああ、怒っていらっしゃる。。。といった風に感じておりました(笑)ただ、英語で同じようなことを言われた場合、例えば「use」なんですが、あんまり何も感じなかったんですよね。英語でも丁寧に言おうと思えば、もっと幾らでも表現はあるはずで、「use」は結構淡白な言い回しだと思うんですが、それでも何も感じませんでした。
推測するに、おそらく英語は母国語ほど習熟していないので、余計な感情を汲み取ることが強制的に排除されているのではないかと思います。
オンラインゲームでの戦闘中などの会話は情報伝達の記号と割り切る
結論から言いますと、こういったオンラインゲーム内のチャットにギスギスを感じない処方箋としては、1番は慣れだろうと思います。この慣れるためのコツですが、個人的には、上記にも書いた通り、まず意識することとしては、ゲーム内でのチャットの第1の目的は「情報を伝える」であることを理解することであろうと思います。これが全てであると考えると、ゲーム内の淡白な言い方は、伝えなければならない情報を必要最低限の文字だけで伝えているというだけの話となります。そこに日常会話のような感情を無理に読み取りにいく必要はないいと思います。同じ日本語を使っているが故に、どうしても言葉の裏の感情を読んでしまいがちとなってしまいますが、そこは意図的に考えないようにするがいいのではないかと思います。まあ、とはいっても相手がキレているときはあるでしょうが(笑)
というわけで、オンラインゲームでちょっとしたことにギスギスを感じてしまう私と同じような方がもしいたら、ということで書いた記事でした。
ちなみに得てしてこういう話題は「そうとも限らない」という反論がつきものでして、大体その反論の根拠は「こういう場合もある」という、筆者自身が想定しているケースと、反論する人が想定しているケースが全く異なる場合が多いと勝手に推測しています。なので、あらかじめ私が、この記事を書きながら想定したケースを記しておきますと、「戦闘中のような忙しいときに、チャットを打った人は怒っているつもりはない、(無論罵倒や叱咤などを含まない)淡白なチャットを打ったときに、初心者がその淡白さに怖さを感じてしまった場合」を想定して書いています。具体的には、上記にもある通り「〜して」とかですね。なので、当然ながら無条件に何でもチャットを肯定するものではなく、意図的に他者を害する発言に関しては、それがどのような形であっても基本的にはよくないと考えています。