どうもこんにちは、今回は書籍の感想の記事を書きたいと思います。
今回読んだ本は「スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法(WANI BOOKS 著:大嶋信頼)」となります。なかなか心が軽くなった気がします。
※ちなみに今回の本の感想は、割とテキトーに書いている一方で、ちょっとだけ刺激的なお気持ちの表明を含みます。もしこの記事を読んで「こいつ何言ってんだ!腹が立つ!」とモヤモヤされた場合は、スルーできていないのでぜひ本書を読んでみることをオススメします。
「スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法」を読んだ理由
私は最近ではニコニコ動画に動画をアップロードするのですが、ありがたいことにコメントを頂く機会が徐々に増えてきました。ニコニコ動画には、コメントの他に、いいね、広告、マイリストといった、投稿者に反応を伝える機能があり、これらに特に優劣はないと考えています。極端な話、再生してくれているだけでもありがたいですよね。
ただ、そうは言っても個人的に「コメント」の影響力って大きいと思っています。具体的な感想が届く点で他の機能と比べて差別化されているということもあり、良い意味でも悪い意味でも目立ちます。
で、私の最近の悩みとして、頂いたコメントについて考え込んでしまうことがあります。例えば、自分が動画で伝えたかったことが伝わっておらずご指摘を頂くことや、おそらくゲームが未プレイであるためにプレイ内容にご指摘を頂くことなどがあります。誤解しないで頂きたいのですが、どのようなコメントをつけるのも基本的に視聴者様の自由なはずです。ですが、私も人の子でして、こういったコメントについてはついつい「いやいや、これはこういうことなんですよ〜」って説明をしたくなるんですよね(配信であればリアルタイムでお答えできるのですが…)。
なので、その次に動画を作るときに、コメント返しとしてそういったコメントに対しての説明を足そうと思う時があるのですが、これは果たして正しいのだろうか、と悩むのです。例えば、動画が100回再生されているとして、100人が見ているわけで、この100人のうちのおひとりのために動画の尺を割いて説明をする必要があるのか、むしろ残りの99人(肯定的なコメントをしてくれている人もいる)の方を蔑ろにしていないか、と思うわけです。むしろ、私の動画に付いて来てくれている人向けの動画を作るべきではないか、そう思うわけです。
否定的なコメントというのは心に刺さりやすいため、ついムキになって反論をしたくなるのですが、これはおそらく誰も得をしないと思います。そういうわけで、否定的なコメントを気にせず、自分に付いて来てくれる人のために自分の好きな動画を届けるために「スルーする技術」を身につけたくてこの本を読んだ感じです。
「スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法」の感想の概要
いろんな状況に対して「スルーする技術」を説明してくれている万人向けの良書だと思います。
私の悩みもある程度解消しましたし、他に、例えば、日常生活で面倒な人や会社での上司との関係など、人生をラクに生きていくためのスルーの方法が書かれています。人間関係で悩んだときに読み返したいと思いました。
一番得た大きな教訓としては、ご指摘を大きく受け取りすぎないこと。これだと思います。立場が弱いと、ご指摘を受けたときにどんな指摘であれ、ものすごく重要なご意見として聞いてしまうと思います。皆さんも思い返せば、社会人になりたての頃って先輩社会人が説教やらアドバイスやらものすごくされたと思います。新入社員の頃って、こういう意見全部を真剣に受け止めていませんでしたか?そして自分がある程度経験を積んだときに、そういう意見全部が価値のあるものでしたか?多分、後になって思い返すと「大したこと言ってなかったな」ってものもあるんじゃないでしょうか。
私がこの本を読んで改めて認識したのですが、何か意見をもらったとき「①その意見が100%私のためを思って、私が成長できるように、②確実かつ正確な専門的なものであること」は、まずあり得ません。まず、100%私のためを思っていることはなく、気に入らないから、嫉妬したから、腹が立つから、貶めてやりたい、などの打算的な要素も(無意識に)混じっているかもしれません。あと、正確な意見であることも100%ではありません。その場での思いつき、ということもよくあるはずです。
要は、人間って割と気楽に無責任に発言しているものだし、これが自然なのです。この事実がわかっていれば、色んなご意見を頂いても、自分の頭で考えて、自分に必要なものを取捨選択して、自分で決めることができます。仮に否定的なご意見があっても、慎重に何度も検討してグルグル考えるよりも、ぱっと受け取って「ありがとうございました!」で済ませればいいと思っています。発言している側が気楽であるなら、受け取る側も気楽であればいいのです。無理に相手を説得する必要はないのです。お互い好きに生きればいいのです。
「スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法」ピックアップ感想
いつの間にか片付けの手も止まっていて、考えているだけで時間が過ぎてしまうんです。気が付いたらいつの間にか夕方で「1日何もできなかった!」とがっくりきてしまいました。
『スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法』(WANI BOOKS 著:大嶋信頼)『第1章 すぐに傷つき、イヤな頼まれごとを断れないワケ』より引用(電子版のためページ数は表示レイアウトにより異なります)
なるほどと思った!
超絶よくわかる話です。私も、ちょっと指摘されるとずっと延々とそのことを考え続けてしまいます。考え続けた挙句、勝手に自分の中で議論まで空想してしまいます。こう反論したら、こう言われて、だったらこう反論しよう、といった具合に。終いには、言われてもいないのに「なんでこんなひどいことを!」と自分の空想に怒ることもあります(笑)
謙虚さを捨てて悪夢から覚めると「人ってみんな自分と同じなんだ!」と感じられるようになり、人の言動にはそれほど深い意味がないことがわかってきます。
『スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法』(WANI BOOKS 著:大嶋信頼)『第1章 すぐに傷つき、イヤな頼まれごとを断れないワケ』より引用(電子版のためページ数は表示レイアウトにより異なります)
なるほどと思った!
心がスッと楽になる話です。みんな気楽に発言してるんだから気楽に受け取ればいいや、と思うようになりました。
お金持ちだったら、目の前で普段私が気にするようなことが起きても「それって私が気にするだけの価値があるの?」という線引きをするんです。これを実践すると、不思議と貧乏性の感覚が消えて「スルー!」できちゃいます。「価値がない」ってすごく強力な基準だと思います。
『スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法』(WANI BOOKS 著:大嶋信頼)『第2章 「鈍感」になることから始めよう』より引用(電子版のためページ数は表示レイアウトにより異なります)
なるほどと思った!
せっかく頂いたコメントを「価値がない」というと物凄く怒られそうですが、自分を大切にするためにも有用だと思います。
私は、我ながら真面目で純粋なところがあるので「人の言っていることには真実がある」と本気で受け取ってスルーできなくなってしまうんです。
『スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法』(WANI BOOKS 著:大嶋信頼)『第2章 「鈍感」になることから始めよう』より引用(電子版のためページ数は表示レイアウトにより異なります)
なるほどと思った!
自分の立場が弱いとき、特に実績もなくその分野の初心者であるときに陥りがちだと思います。でも後から思い返すと、大したことを言っていなかったということは多いかと思います。
このいじられキャラを卒業するのは簡単です。まずは「自分を中心に考える」ということです。「あんたのためを思って」とか「会社のためを思って」の発言はすべて「嫉妬だ!」とスルーして「相手の気持ちを考えない!」ということにしています。
『スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法』(WANI BOOKS 著:大嶋信頼)『第3章 周囲からの小言を自分の中でスルーする』より引用(電子版のためページ数は表示レイアウトにより異なります)
なるほどと思った!
ストレートに文句を言うことができないので正論に被せて指摘をされることが多い、という話です。全てがそうではないかもしれないが、有効なスルー技術かと思います。某掲示板で使われている「嫉妬乙」は実は結構有用なメンタルでは…笑
「スルースキル〝あえて鈍感〟になって人生をラクにする方法」の感想まとめ
というわけで、いかがでしたでしょうか。ここまでこの記事を読んでくださってありがとうございます。ひょっとすると、自分の都合の良い意見だけ聞き入れるのか!だとか、せっかくの意見を無価値というのか!というご意見もあるかもしれませんが、まあネット上の弱小ブロガー兼投稿者の戯言と思い、スルーしてください。