どうもこんにちは、最近ボイスロイド界隈に身を置いてニコニコ動画に動画を上げまくっているノゾムです。
もはやブログで情報発信したい!だとか、ブログで収益を得たい!みたいな考えはほとんどなくなっており、黒歴史となりつつあります。こんな感じでして、ぱっと見で、意識の高い行動をするような理由も気力もないのですが、まあ、でもせっかく始めたことですから、オタク活動をしながらでも、ブログの方はブログの方で頑張っていきたいと思います。
で、今回読んだ本は『ポケットブック 影響力の武器』(N・ゴールドスタイン他 誠信書房)という本です。Youtubeのブログ解説者の人がオススメしていた本でして、これはその本のポケットブック版となります。
『ポケットブック 影響力の武器』を読もうと思った理由
一言で言うと「承認欲求」が爆発したからです(笑)そこまで必死になってどうするんだよ、と一歩引いたり、強がってみたりしても良いのですが、やはり、自分の心に素直に向き合うと「誰かに見てほしい」と思う気持ちは否定できないもの。
このようにブログで記事を書いたり、TwitterなどのSNSで発信をしたり、ニコニコ動画にボイスロイド動画をあげたり、社会に対して何かを発信していると、どうしても反応が欲しくなります。いくら趣味とはいえ、まったく反応がないのも寂しいものです。
この反応って自分から誰かに対して積極的に接触していけば多分もらえると思うんです。でも私はコミュ障なので、SNSで「俺のブログと動画みてくれえええええ」って接触しに行くのはちょっと怖いのです。そういうわけで、なんとか自分の情報の発信の仕方を、反応をもらいやすいように変えることはできないか、そう思った次第です。
あ、ちなみにこの本を読んだからといって急に意識高い系発言するマン(別にこういった人たちを批判する意図はありません)にはならないのでご安心を(笑)私は、私が発信したい情報(情報という名のボイロ百合動画とかオタク話とかガジェットの話とか)を皆さんに親しみやすいように発信するためにこの本を読む感じです故。
『ポケットブック 影響力の武器』の感想概要
読んで良かったと思います。
内容としては、どこかの本やテレビで見たような心理トリックのようなものもありますが、掲載されているテクニックの数が多いので、中には「こういうのもあるのか!」と思わず頷くような物も書かれていました。しかも全てのテクニックに具体例が記載されているので、理解もしやすかったです(具体例の中にはちょっと机上の空論すぎやしないか、みたいに思うものもあるのはご愛嬌)。
あと、本書は「ポケットブック」とも書いている通り、原書の簡易版のようなもの?です(私は原書の方を読んでいないのでよくわかりませぬが。。。)ポケットブックというだけあって、200ページいかない位の長さですので、すぐに読めるし、繰り返し読むこともできます。いきなり全てのテクニックを習得することは難しいので、自分の気に入ったテクニックをいくつかピックアップしておき、まずはそこから実践していこうと思います。
『ポケットブック 影響力の武器』自分的!使っていきたいテクニックベスト5
では、『ポケットブック 影響力の武器』について、私がこれから使っていきたいテクニックのベスト5を書いていきます。いつも通り、ブログやTwitter、動画投稿に活かせそうか、という観点から書いていきます。
他にも面白そうなテクニックが満載なので、気になる方は、ぜひ本書を購入して確認してみてください。
与える
これは結構有名。某国民的ドラマの登場人物の常務も言っていた通り、「施されたら施し返す、恩返しだ!」の精神。いわゆる返報性の原理というやつです。これを自分の身に当て嵌めてみますと、例えば、Twitterであればフォローされるとフォローバックする、ニコニコ動画であればいいねや広告してもらったらその人の動画を見に行く、楽天ルームでもいいねされたらいいね返しをする、といった具合になるかと思います。
これは比較的どこでも聞くような話ですね。ちょっと有名すぎてここで紹介するのは若干気が引けました。が、気になるのは、これって本当に効果あるのかな、てところ。私の失敗例?で恐縮ですが、Twitterって相互フォローの募集みたいなものがあって、私もTwitterを始めた頃には利用させてもらったことがあり、相互フォロワー様も増えました。でも、ここから仲良くなることができなかったんですよね…よく考えると趣味や嗜好が合ってフォローし合ったわけではないので、普段のツイートに反応しにくいというか、相手にとってもそうだったのだと思います。もちろん趣味や嗜好が合えば、仲良くさせて頂けているのですが…(特にどなたかを批判するつもりもなく、どちらかというと、無作為にフォローをしてしまっていた自分に対する反省って感じです)
ですので、この原理を使う場合は、いいね無差別爆撃みたいな使い方以外で何か活かす方法がないかを考えたいと思います。
一呼吸置く
特にツイートをするときに大切にしたい精神です。人間というのは、自分が思っているよりも。感情に影響されているので気をつけましょう、というふうに私は理解しました。よく会社でもあるじゃないですが、あの人は今機嫌が悪いから仕事の話もっていくと承認してくれないから後にしよう、とか。これと同じで、自分もツイートする時って何らかの感情を込めていると思います。
ここで気をつけたいのが、マイナスの感情を発信するとき。例えば、何かに憤った時とか、何かにショックを受けたときとか、自分の心情をツイートしたくなる時があると思います。私は本書を読んで、ちょっとマイナスのツイートするときは気をつけようと思いました。自分がツイートを見る側の立場になって考えると、いつも何かに怒っている人とか、何かを愚痴っている人とか、そういう人をフォローしたいってあんまり思わないですよね。なので、ツイートするときは、一旦落ち着いて、その感情をツイートに乗せてしまって大丈夫かを考えたいと思います。
一方で、プラス思考ばかり発信しまくるのも、それはそれで胡散臭いので難しいところですがね。
知ってもらう
自分を知ってもらうときのテクニックです。私は、ヘイトを集めずに自分を知ってもらうテクニックだと理解しました。もっと言いますと、自慢げに受け取られないためのテクニックだと理解しています。本書で記載されている具体例はとてもわかりやすかったです。
よくブログやTwitterを始めた頃に聞く言葉として、自分の権威性をアピールして注目を集めろ、みたいなのがあると思います。なので、Twitterのプロフィールには「◯ヶ月で収益化達成!」「◯ヶ月でフォロワー◯人達成!」みたいなのが散見されます。まあ、こういった手法を批判や否定をするつもりはないのですが(まあこういった方々は私のブログを見に来ることもないでしょうし、気にする必要もあまりないのですが)、、、なーんか、こう、こういう方々のツイートは苦しくなります。
私が心狭いだけなんですが、実績(こんなうけ売れた、こんなけPVがあった)のツイートが多いのですが、見ていてすごい実績なので自分が惨めになってきます。正直に申し上げると、旧アカウントの方では、何人かミュートにしてしまった方もいます。
ここで自分にとっての教訓は、自分が属するコミュニティにおいて、自分が成功した体験を発信するときは慎重に言葉と態度を選ぼうと思ったことです。人間ですから成功すればそれを言いたいですし、頑張ってきたのですから誰かに認めてもらいたい、知ってほしい、そう思ってツイートしちゃうし、私もツイートしてきました。でも、世の中には、スランプで苦しんでいる人も多いので、そういう人には、成功ツイートって結構なダメージを与えちゃうんじゃないかな、と心配になってきました。
同業者にとっては他人の成果が眩しくなるので成功ツイートを控えたい一方で、読者や視聴者の人には「これだけ頑張れました。ありがとうございます!」と伝えたいところです。バランスが難しいですが、Twitterに関しては同業者と多くつながっている場合は成果はあまり自慢せず、もしお礼を言いたいときはブログの記事や動画内で言うのがバランス良さそうだと思いました。今のTwitterの新アカウントで相互フォローさせてもらっている方々は割と丁寧に交流させて頂いているので言動も注意を払っていきたいです。
人間味を添える
さっきまで、感情を添えるな、とか、自慢するな、と言っておいて、今度は人間味を添える、です(笑)
このテクニックの趣旨としては、人間は理屈ばかり並べられると反射的に論破したくなるので人間味を添えよう、ということだと理解しました。うーん、これは確かにわかる。
私はゲームの実況動画をいくつか出していますが、やっぱり、攻略系の動画を出す時って緊張します。攻略系の動画はプレイ動画と違って、勝ための解説、理論を伝えないといけないので、間違っていることがあって怒られたりしたらどうしよう。。。とか思っちゃうんですよね。一方で、プレイ動画に関してはプレイしているときの自分の感情を伝えれば良いのであまりそういう心配はありません。
ここでの教訓は、何かを解説、説明するよな理屈を並べるときは、よーく調べた上で、丁寧に誤解のないようにしようと思ったところでした。でも動画に関しては、間違っていたらどんどん指摘してもらえると嬉しいです。っていうかコメントもらえること自体感謝感激なのですよ!
理由をつける
何でもいいから理由をつけろ、と言う話です。本当に何でもいいらしい。この本によると、何か適当な理由をつけて頼み事をした場合、理由をつけないときに比べて、成功率が高くなるらしいです。
まあ確かに人間は理性的な生き物ですからね、理屈をつけることは大切です。ブログであれば、記事を書くに至った動機であるとか、動画であれば、その場面の行動を取るに至った理由とかでしょうか。いや違うかも。
っていうか、ブログや動画で何かをお願いすることも無いと思うんで、このテクニックはしばらく使うことはないかも。
失う
人間にとって「失う」ということはかなり大きい、って話です。
本書に書いている内容と違うかもしれませんが、私の理解では、私のブログや動画があまり伸びない原因の一つはここにあるのではないかと思っています。人間というのは新しい行動を起こすとき、「失う」ことのデメリットと新しく得られるメリットを比較するそうです。
私のブロウや動画であれば、すでに類似のものが沢山あるのに、わざわざ私のブログや動画を見る、というのは「他に実績のある他の人がいるのに、どこの馬の骨かもわからん奴のブログや動画をわざわざ見て時間を無駄にするかもしれない」というリスクがあることになります。
このハードルを超えるのって相当難しいんですよねー。確かに自分が登録しているチャンネル以外で、わざわざ新規に開拓しようってなかなか思いません。このハードルを飛び越えるためには、自分が唯一無二の存在となる(自分がボイスロイド動画で、Fallguysでは割と真剣にプレイしている動画、Falloutでは英語音声動画をとっているのは差別化という意味もあります)しかないようです。でもそれができたら苦労しないんだよな〜という話。色々とテクニックが云々という話をしてきましたが、結局のところ、突き抜けたコンテンツさえ作れば人は自然と集まってきてくれるんじゃないでしょうか…でも何とかこれ以外の方向性も見出したいところ。
『ポケットブック 影響力の武器』感想まとめ
はい、半分以上は、私のブログや動画に対する愚痴や悩みに関する記事となってしまいました。すみません。
最近つくづく思うのは、インターネットの世界で影響力のある存在になるのは難しいな〜という事です。現実世界で既に影響力のある人がそのままインターネットの世界にやってきたのであればともかく、私のような一般人が何の権威性もないままにネット世界で影響力のある存在になるのは本当に難しいです。
何とかして等身大の自分を維持したまま、胡散臭くならずに、他人に影響を与えていく方法について模索していきたいところです。