ここ1年くらいはPCでゲームをするためのコントローラ探しの旅を続けて来ましたが、ようやく終着が見えて来ました。これまで長く愛用してきたXboxコントローラに代わり得るコントローラがついに見つかったのです。それは、Game SirのT4Proです。
今回はこのGame Sir T4Proについて、Xboxコントローラと比べて、私がどの点を気に入っているかを具体的に書いていきたいと思います。
気になるところもあるが、コスパも含めて、多機能な良コントローラ
というのが最終的な感想となります。まあ値段が倍くらい(下手すると倍以上?)違うので、あまり正面からこの2つを比べるのはフェアーではないのですが、いくら安いからといって使いにくければ本末転倒もいいところ。今回は、安いからといって甘い評価をするのではなく、純粋にコントローラとして見比べた感じで記事を書いていきます。
Game Sir T4Proのスペックなど
軽くスペック的なものを書いておきます。といってもAmazonか楽天の商品紹介ページを見ればそれでわかるのですが。1番重要な技適の有無に関しては、コントローラ背面のシールにて確認できました(よかった。技適なかったらブログで紹介できませんからな!)。
○ 有線接続/無線接続が可能
○ 背面ボタンが4つ
○ USBタイプCで充電が可能
○技適あり(コントローラ背面に記載)
注意は払っておりますが、正確な情報を提供を保証するものではない点、ご留意ください。
Game Sir T4ProとXboxを比べてみた感想
ではでは、今回の記事の主題であるXboxコントローラと比べてみた結果を書いていきたいと思います。基本的に概ねプラス評価でして、マイナスに評価しているところも人によってはプラスになるかもしれません。たぶん正直なところでは、欠点らしい欠点はなさそうなコントローラだと思っています。
軽くてタイプC端子で充電ができる
まずは重量からですが、Game Sir T4Proは手元の端末で測ったところ約200gでした。これに比べるとXboxコントローラは使っているバッテリーの種類にもよりますが、電池を入れている私の端末の場合は約270gでした。この差を小さいと見るか大きいと見るかですが、手に持った限りではかなり感覚が違います。正直なところ、一度軽い方を持ってしまうと、重い方には戻れません…
しかもこの軽さでバッテリー内蔵でタイプC端子で充電できるので取り回しの良さも抜群です!Xboxコントローラは電池で使っている場合はいちいち電池を変えないと(あるいは充電池なら充電しないと)いけなかったので、この点もだいぶ便利になりましたね〜。もはやこれだけの理由でもGame Sir T4Proから離れられません(笑)
握りやすい形状はそのままだが材質は異なる
形状は両者ほとんど変わらないので、Game Sir T4Proも握りやすいです。ただ素材はXboxコントローラとは大きく異なっていまして、どっちかというとGame Sir T4Proの方がプラスチック感は強いです。全体的にツルッとしているのですが、私はどちらかというとこっちの方が好き。Xboxコントローラはしっかりと硬くてなんか使っていると指が痛くなってくるんですよ。
特にXboxコントローラのL2とR2ボタンは、あのざらざらとして尖った感じが苦手でして、指がすぐに痛くなったのでした…その点、このGame Sir T4Proのコントローラは私の指に合っているようです。このツルツルとした感じであれば、長時間使用していても特に指は痛くならなかったです。押し心地もXboxコントローラみたいに固くないのがGood!
ボタンの押し心地は軽め
ボタンの押し心地に関してはXboxコントローラに比べるとやや軽めといった印象です。よく言えば押しやすく、悪く言えばチープ直し心地といった印象です。これは特にXboxコントローラがしっかりとした押し心地であるため、対照的に感じるのかもしれません。
個人的に大きな差があると思ったのは十字キー。Xboxコントローラは上下左右で押すたびにカチカチとかなりうるさい音(なんなら通話している相手に聞こえる)が鳴りましたが、このGame Sir T4Proはかなり静かです。まあ普通の十字キーといった感じなのですが、なんかこう、ちょっと押し心地が足りないんですよね(無茶振りのクレーム)。これはもう好みの問題かもしれませんが、ちょっっっと軸感が足りないというか、なんだろう、かぽかぽした押し心地というか、とにかく微妙なんです。まあ使っているうちに慣れてはくるのですが。買った当初は相当気になりましたが、使っているうちに気にならなくはなりました。
背面ボタンは正直ちょっと邪魔かも
あれば絶対便利なはずの背面ボタン、Game Sir T4Proにはなんと合計4つのM1〜M4の背面ボタンがついており、それぞれに色々と割り振ることができます。私は特にこの背面ボタンを使用していないので、その目線からの感想になっちゃうのですが、押しやすすぎる位置にあるので、ゲームプレイに力が入っていると間違って押しちゃうことがしばしばあります(笑)
そういうこともあって、誤爆を防ぐために特にこれらの背面ボタンにボタンを割り振っていないのですが、よく考えるともったいない使い方をしているなあ、という感じですね。後述するのですが、うまく使いこなせればかなり操作の幅が広がる機能ではあるので、いずれは使っていきたいところです。
Game Sir T4Proの各種機能の操作方法について
このGame Sir T4Proには普通のコントローラとはちょっと違った機能がいくつかあります(私は全部使わないぞ!)。そんな便利な機能の解説は他の有力ブログに任せておけばいいのですが、他のブログの記事がいつまでも存在するか保証はないし、かといって紙の説明書をいつも手元に置いておくのも面倒臭い…そういうわけで極めて個人的な用途のために、説明書の記載を自分用にメモっておく次第です(雑なメモなので、この通りに動かしてきちんと動作するかは保証しないです。ちゃんとした他の有力ブログを読もう!)。なお、例によって私が持っていない端末については記載していません。
USBレシーバーでPC/Android TV Boxへ接続 | Xボタン+Homeボタン押しながら起動で自動接続 |
BluetoothでAndroidスマホへ接続 | Aボタン+Homeボタン押しながら起動してスマホから接続 |
BluetoothでiOSへ接続 | Bボタン+Homeボタン押しながら起動してスマホから接続 |
振動機能調節 | ターボボタン+十字キー上下(5段階で1番下はOFF) |
バックライト輝度調節 | RT+LT+右スティック押し込み+十字キー上下 |
速射機能 | 速射したいボタンを長押ししながらターボボタンを押す。例:Aボタンを速射したければ、Aボタンを長押しながらターボボタンを押す。そうして右スティックが赤く光れば設定完了。右スティックが赤く光っている間は、Aボタンを押し続けるだけで、Aボタンを連打したことになる。解除するときはAボタンを押しながらターボボタンを押す。 |
同時トリガー | ボタン同時押しの操作を任意のMボタンに登録する機能っぽい。いずれかのMボタンとSelectボタンを同時押しで右スティックが紫色に光れば設定開始、任意のボタンの組み合わせを同時押しした後に同じMボタンを押せば設定完了。例えば、RTボタンとLTボタンを同時に押して設定すれば、以後はMボタンを押すだけで、RTボタンとLTボタンの同時を実現できる。めちゃくちゃ便利っぽい機能。 |
連続トリガー | よくわからないが、一連のボタンの動作を再現するマクロ的な機能っぽい。繰り返すがよくわからん。いずれかのMボタンとStartボタンを同時押しで、右スティックが紫に光れば設定開始、任意のボタンを押して最後に同じMボタンを押せば設定完了。以後Mボタンを押せば、その一連のボタン操作が再現されるっぽい。何もボタンを設定せずにMボタンを押したときはMボタンに何も設定されず、Mボタンは押しても何も起こらないボタンになる模様。私は普段そのように設定しています。 |
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Game Sir T4Proのレビュー まとめ
というわけで、Game Sir T4Proのレビュー記事でした。総評としては値段の割にはかなり優秀なコントローラだと思っています。
コントローラを使う上でいくら安いからといって妥協はできない持ち心地において、高級なXboxコントローラにも劣らない、むしろ人によってはXboxコントローラよりも持ちやすい形状を持っている点は、これだけでメインコントローラとして使用する価値があると思っています。唯一、十字キーに不満が残るものの、慣れれば余程の精度で十字キーでの入力を要求されない限りは、これで大きな問題はないと思われます。
機能面においても純正のコントローラにはない設定がモリモリ(ゲームによってはハードウェアチートにならないか心配ですが)でして、使いこなすことができれば快適なゲームライフを送ることができそうです。上の説明はかなり丁寧目に書いていますが、実際にやってみるとかなりお手軽なところもポイントが高いです。
そういうわけで、このGame Sir T4Proはめでたくメインコントローラに昇格しまして、コントローラの旅も無事に終えることができそうです。とはいえ、またコントローラ買っちゃうかもしれませんが…笑 ひとまず今回はこれにて。