こんにちは、今回は、題名にもあるとおり、ソフトバンク光が繋がらない問題を市販のルーターを使って解決したい話となります。まだ検討編となりますので、具体的に解決できたわけではない点、ご注意ください。
私は2LDKのアパート暮らしでして、ネット環境はソフトバンク光となります。で、ソフトバンク光を使っているとレンタルできる、光BBユニットをルーターとしても使用しています。そして、普段使用しているパソコンは、壁を隔てた別の部屋にあります。
この、光BBユニットですが、ちょっと遅かったり、途切れたりで困っています。今回はこの状況を改善するための、私の検討過程を共有させて頂くものです。
解決編はこちらです。
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参考【QOL向上】ソフトバンク光が繋がらない!市販のルーターで解決を目指す(解決編)
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ソフトバンク光が繋がらない!市販のルーターで解決を目指す
私がネットを使用している環境は、光BBユニットを置いている部屋とは別の部屋となります。これで最近困っているのが、5Ghz帯だと非常に途切れやすいこと、そして2.4Ghz帯だとちょっと遅いということです。これですと、オンラインゲームが満足にプレイできません。このままでは他のプレイヤーに迷惑をかけ続けることになるため、Wifi環境を整えることにしました(これまで本当に申し訳ございません)。
私はこの分野では素人ですので、この記事では出来るだけ情報元の外部リンクを参照することで、私がどの情報を参考にして、どのようにWifi環境の改善を考えているかを共有しています。ですので、皆様におかれましては、各参照元もご確認頂ければ幸いです。
ぶっちゃけて言うと滅茶苦茶ややこしいので責任を負えません!すみません!
光BBユニットについて知る
まずは現状把握から。現状を詳しく知らないことには解決策も検討できません。ひかりBBユニットの詳細スペックは以下のソフトバンクの公式HPをご確認ください。
ここでまずわかったのが、どうやら光BBユニットというのはいくつか種類があるということ。以下のソフトバンクの公式HPを見ると書いてあります。
抜粋すると以下の表があります。
機別 | 通信速度 |
E-WMTA2.2/2.3/2.4 | 最大1Gbps(上り/下り) |
E-WMTA2.1 | 最大100Mbps(上り/下り) |
このように機別によって結構な性能差があることがわかりました。遅い方の機種を使ってる方は、交換などの手続きについては詳しくは、参照元をご確認ください。
ちなみに私は、E-WMTA2.3でした。つまり、速度が出る方の機種です。なので、機種を交換することで問題が解決するわけではなさそうです。
ソフトバンク光について知る
ところで今回のルーター購入にあたり、私は家電屋で、手当たり次第メーカーのカタログをもらってきました。
その中でも特にわかり易かったのがNECのカタログ。各メーカーと比べても一線を画す分厚さを誇り、情報量もそれに見合うものがあります。この分厚さもあって、各専門用語に関してかなり丁寧に解説されています。
で、このNECのパンフレットにある、IPv6(IPoE, IPv4, over IPv6, DHCPv6-PD)に関する動作確認済み事業者一覧を見てみました。
なんと、ソフトバンク光(それっぽいものすら)がありません。
たしかソフトバンク光もIPv6とか言っていたような…どういうことだろ、と「ソフトバンク光 IPv6」とググった結果、以下のページには、「別途、Yahoo! BBプロバイダー料およびフレッツ光月額利用料、光BBユニットレンタル費用が必要です。」との文字が。
で、これに関しては、価格コムの掲示板「『ソフトバンク光でlpv6で接続可能ですか?』 のクチコミ掲示板」が非常にわかりやすかったです。
ここのコメントがとてもわかりやすかったです。これを読んでいなかったら、IPv6あたりの性能を重要視してルーターを選んでいるところでした(ソフトバンク光やめた時に役に立つかもしれないけど)。
ソフトバンク光のIPv6高速ハイブリッドのIPv4 over IPv6は、4rd/SAM方式で、これは光BBユニットのみサポートしています。
出典:Jim1 omhさん
ソフトバンク光においては、光BBユニットはレンタルして、無線オプションは契約しないで、自前無線親機をブリッジモードで接続するって形が、もっとも理想的な形なんでございますよ。
出典:Excelさん
これらのコメントで、NECパンフレットにソフトバンク光の文字がないことや、ソフトバンク光のHPに光BBユニットをレンタルすること前提の記載があることに納得いきました。どうやら、ソフトバンク光でIPv6を使用するためには、光BBユニットは必要らしいです。
で、このコメントのExcelさんが言っている、無線オプションを契約しないで、自前無線親機をブリッジモードで接続する、というのは、光BBユニットを経由した上で、光BBユニットのWiFiは使用せず、光BBユニットより高性能なルーターでWifiを飛ばす、ということらしいです。
情報収集 ルーターの基礎用語を知る
ところで、こういうWi-Fiとかルーターの話はとにかく専門用語が多くてわかりづらいです。
ですので、備忘的に、私がNECのパンフレットから得た情報を記載しておきます(中にはNEC特有の用語があるかも)。また、そのほか、足りていない用語は、他のパンフレットから持ってきています。
5Ghz帯 | 高速通信が可能。障害物の影響を受けやすい。規格は、11ax(WiFi6), 11ac(WiFi5), 11n(Wifi4), 11a。この規格は自分の端末がどのWifiに対応しているかを確認するときに使うぞ。 |
2Ghz帯 | 電波の届く距離が長い。2.4GHz帯はBluetoothなども使用する周波数のため混信などノイズの影響を受けやすい。規格は、11ax(Wifi6), 11n(Wifi4), 11g, 11b。同じく、この規格は自分の端末がどのWifiに対応しているかを確認するときに使うぞ。 |
Wifi6 | 新しい高速通信規格。OFDMA, MU-MIMO, TWT技術などが主な特長(これらの特長は使用する端末が対応している必要がある)。4K動画やネットワークゲームもストレスフリーらしい。使用する端末が対応している必要がある。 |
Wifi5 | 従来からある高速通信規格。 |
メッシュ | 親機と中継機で構成された、メッシュ(網の目)のようなネットワーク。自動で最適な通信機器に接続する。 |
ストリーム数 | ツノのように生えている、外付けアンテナの本数ではなく、そのルーターが同時に飛ばせる電波の数を示している。これが多いほど、通信速度が向上するほか、同時に接続できる機器の数の増加につながる。 |
OFDMA(直交周波数分割多元接続) | チャンネルを効率的に利用して同時に複数の端末へデータを送信し、WIFIが混み合った環境時に安定した通信が可能になるらしい。使用端末が対応必要。 |
MU-MINO | 空間多重利用で、最大8台まで通信を落とさず、アップリンクもダウンリンクも同時に通信できるらしい。使用端末が対応必要。 |
TWT技術(Taraget Wake Time) | 通信の必要がないときは、WiFi親機から端末へ向けて通信機能をスリープ状態に移行させることで消費電力を抑え、バッテリを長持ちさせることができるらしい。使用端末が対応必要。 |
QoS(有線通信制御) | 通信の優先順位を端末ごとに設定し、安定通信ができる。 |
バンドステアリング | 電波状況を判断し、適切な周波数帯に自動的に切り替えできる。子機によっては切り変わらない場合があるらしい。 |
オートチャンネルセレクト | 電波干渉の少ないチャンネルへ自動切り替えできる機能。 |
理論値 | WiFi規格が定める理論上の最大速度の値。実際に利用するときは、さまざまなアプリケーション処理や回線の減衰などにより速度は低下する。パッケージにどでかく書いてある通信速度。 |
実効スループット値 | メーカーの測定環境において測定した値。実環境においては周囲の電波状況などにより表記速度が出ない場合がある。NECのカタログによると、Aterm(NECのルーター)は実効スループット値が速いことを売りにしている模様。 |
CPU | 多い方がよいらしい(通信速度的に) |
ビームフォーミング | 同機能搭載端末との間で電波強度を高め、通信速度を向上させることができる。子機もビームフォーミングに対応している必要がある。 |
ハイパワーシステム | 無線性能をカスタマイズし、高速性能で電波の届く距離がアップ。多分NEC用語 |
ワイドレンジアンテナ | 協力アンテナを搭載し、全方位に電波を放射、実効スループット値もアップ。多分NEC用語 |
結局、何を重視すれば良いのか
Wifi6か、Wifi5か
とりあえず1番大きな点として、Wifi6か、Wifi5という点があるかと思います。多くのパンフレットでは、メーカー側は将来対応端末が増えることを理由にWifi6を推しています。確かにWifi6は通信速度が早いので魅力的。
というわけでまずは、自分の持っている機器がWifi6に対応しているか確認してみました。
見事なまでに11axの文字が見当たらない\(^o^)/
パソコンもiPad miniもスマホもゲーム機も全部対象外でした\(^o^)/
コスパも考慮してWifi5で選ぶことにしました。
パソコンに関しては、デスクトップパソコンなので以下のようなアンテナを取り付けることでWifi6に対応させることができるそうですが、ちょっとパーツ取り付けのハードルが高そうなので断念。
ちなみに2020年に光BBユニットの新型が出たようですが、古い機種でないと交換してくれなさそうでした(この辺はよくわからなった)。←あとで調べておきます。
速度はどれを選べばいいのか
Wifi5を選ぶことにしたはいいものの、速度はどうやって選べばいいのか、というところでも悩みます。
そりゃ早ければ早い方がいいでしょう、力こそパワーです。
でも予算は限られています。今回は出して15,000円です。
要は、光BBユニットの力を増強させるために市販ルーターを繋ぐわけでして、最低限、光BBユニットよりも性能は上であるべきです。じゃないと意味がありません。先ほども抜粋した通り、最大1Gbps(上り/下り)が光BBユニットの性能らしいですので、これよりは性能が上のものを購入する必要があります(最大、とあるので微妙に比較しづらいのですが)。
付加機能はどれを重視すべきか
色々とカタログと睨めっこしてみましたが、わかったことがあります。
上に書いてるような機能は大体、Wifi6モデルか上位機種にしかついていない\(^o^)/
しかも子機も対応している必要があるので、もはや対応していればラッキーくらいの感じでいいかも。多分ビームフォーミング機能ついていればいいと思う(光BBユニットには付いているとの記載は発見できず)。
雑誌を読んでみた
楽天マガジンで、MONOQLO10月号のルーター特集を読んでみました。53台を比較検討しているので、読み応えがありました。
MONOQLO10月号から得た情報は以下の通りです。
- ストリーム数は重要。通信速度や安定性に寄与する。
- 同時接続数は目安程度。メーカーによってテスト環境が異なるかららしい。
- ワンルームでのルーター選びで重要なのは「速さ」と「コスパ」。1000Mbpsはオーバースペック。
- 2LDKのルーター選びで重要なのは「1〜2部屋先まで電波が届くか」。MONOQLOでは減衰率別にランク付している。
ちなみに、以下のMONOQLOのネット版にも記載があります。めちゃくちゃいっぱいルーターが載っています。減衰率については書いてないけど。
具体的な購入候補たち
MONOQLOで2LDK向けに1番お勧めされていたのは、バッファローのルーターでした。減衰率が少ないようです。1733+800Mbps、4×4アンテナ、ビームフォーミング、デュアルコア搭載。Amazonの低評価につながらない、とあるのが気になるところ。
で、価格コムで見つけたこのバッファローのルーターに近い性能を持つNECのルーターはこれです。NECのホームページも見ると、後継?のHP4も出ていますが、実効スループット値はこっちの方が高い。謎。似た機種のHS2も実行スループット値はこれに劣る。スペック上の違いは上のバッファローの機種とほぼなさそうですが、アンテナには自信がありそう。ただMONOQLOによると、壁を隔てた減衰率はバッファローに軍配が上がるらしい(NECの方は出てすらこなかった)。ちなみに在庫はあとわずからしい。ちなみに上で引用した価格コムのやりとりでは、結果的にこのルーターを買わずに済んでよかったよかったみたいな流れになっています(汗)
後継?機種はこっち。
他にはASUSやTPLinkなども見てみましたが、気になるのはこんなところでした。
なんか結局、各メーカーのWifi5の最上位モデルみたいな感じになってしまいました。。。
解決編も書きました。
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参考【QOL向上】ソフトバンク光が繋がらない!市販のルーターで解決を目指す(解決編)
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