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【全てにありがとう】FF14クリア。最高のフィナーレ、最高の旅、最高の冒険

1年以上プレイしているMMORPG ファイナルファンタジー14FF14)の暁月のフィナーレまでようやくクリアしました。

最高のフィナーレ、最高の旅でした。正直5回くらい泣いた。

まさにこれまでの物語の集大成、全てのシーンが最高で、プレイしている間はまさに至福の時間でした。これと同じゲーム体験は、おそらく、もうこれからの人生ではできないのではないかと思います。

なぜこう思うのか、それは「暁月のフィナーレ」をクリアしたときに思い浮かんだ感想が「良い旅をしてきた」というものだから。これしか浮かばないんです。良いストーリーだった、ではないんです。良い旅をしてきた、なんです。誰かが主人公の物語を見終えたのではなく、紛れもなく私が主人公として旅をしてきたのでした。ゲームをクリアしてこんな感想を持ったのは初めてかもしれません。それほどまでに、世界観、シナリオ、登場人物たちにどっっっっっぷりと感情移入をしていました。

私は本当にエオルゼアの世界を旅していました。

いやいや、たかがゲームで旅とか大袈裟でしょ、と思われるかもしれません。

正直言ってFF14のゲームシステムは、すごく革新的かと言われれば多分そんなことは無いと思います。というか長い年月続いているゲームなので、むしろ古いところとかも結構あるはず。

だからゲームをしていて、こういう「旅」という感覚を抱いたこと自体が驚きでした。この「旅」という感覚は、新生エオルゼアを終えて、蒼天のイシュガルドで抱き始め、紅蓮のリベレーター、漆黒のヴィランズ、そして暁月のフィナーレをプレイする中で、徐々に、しかし確実に自分の中で醸成されていきました。

このゲームが「旅」であったと感じた理由、そのキーワードとなるのは「出会い」だと、私は思っています。

このゲームは、プレイヤーが主人公となります。つまり、プレイヤーは自らの分身となるキャラクターを作成し、冒険者としてエオルゼアの地に降り立ちます。この辺は他のゲームでもよくあるのですが、このプレイヤーキャラクターに対する没入感がオフラインゲームと比べると段違いなんですよね。オンラインゲームは、この自分が作成したキャラクターで、その他のプレイヤー、あるいはNPCと関わって本当に色んな経験をしていくことになります。

この経験をする、というのが大事でして、繰り返していくうちにいつしかキャラクターが本当のもうひとりの自分のような感覚を抱きます。街中でとかもう鎧を脱ぐことはできませんね。恥ずかしいので。それくらいキャラクターへの没入感が深まってきます。

そのもう1人の自分となるキャラクターでエオルゼアという世界を冒険するわけですが、ここまでは実は他のオンラインゲームでも体験できることです。というか、単純にキャラクリだけで言うならば、FF14よりも優れたゲームはたくさんあります。

FF14の魅力的なところは、この自分の分身であるキャラクターを操作して、非常の多くの魅力的なNPCに出会えることになるんですよね。それぞれのNPCはとても丁寧に描写されていまして、それぞれにそれぞれの物語やドラマがあります。人種、国家、思想の対立、そして最終的には星をめぐる壮大なストーリーが展開されていく中で、主要NPC達が成長を果たし、それぞれの考えや物語にフィナーレを迎えていく姿は、もう涙が出てきてしまいました(このときの曲がまたいいんですよ。小さな命とかFlowとか)。もうどのNPCも大好きになりました。

あとこれは蛇足っぽい感想で恐縮ですが、物語やストーリーの中心に恋愛が置かれていないのが、よくできているなあと思いました。ボーイミーツガールは物語のストーリーとしては王道であり、私も好きですし、これを否定するつもりはないのです。FF14はこの恋愛要素をほぼ無くして、よくここまで魅力的な物語を構成できたなあ、と驚いています。いや、さすがファイナルファンタジーの名前を冠するだけありますわ。

ここまでNPCの話ばかりしてきた通り、FF14はソロプレイヤーでも十分に楽しめるゲームなのですが、同じプレイヤーと関わるのも楽しいです。なにせ、基本的にFF14が好きな人間しかいないので、お互いに感想やらを言い合ったり、助け合ったりするのは、まさにオンラインゲームの醍醐味ですね。FF14はとにかく人口が多いのと、基本的に優しい人ばかりなので、たまーに嫌な思いをすることはあるものの、それを遥かに上回る楽しさが待っています。

思い出をひとつ語らせていただくと、物語が大変盛り上がっているダンジョンの前で私が行くと「一緒に行かない?」と話しかけてくれた人がいて、そのままダンジョンに一緒に突入し、ボスまで一緒に倒しました。その後、お互いに感想を言い合ったのは本当に楽しかったなあ。まさにオンラインゲームって感じがして、最高でした。

こうしたとても充実した冒険者生活を送っていたわけですが、その旅が今ついに終わってしまいました。正直とても寂しいのですが、そこはFF14、まだまだ遊んでいないコンテンツがたくさんあります。というか正直これから始まるって感じはあります。できることも増えたので、これからの冒険も俄然楽しみになってきました。

とりとめのない話ですが、思いの丈を思いっきり書いてスッキリしました。この記事が、光の戦士志望の方に届けば幸いです。

それではどうか良い旅を。


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