どうもこんにちは、ドラマ「オビ＝ワン」の全話を見ました。年取ってくたびれたオビ＝ワンがとにかく格好良く、個人的にはなかなか楽しめました。ベイダーとのバトルは激熱でしたね！
とはいえ、全話通して見た後で、このドラマに点数をつけるとすれば50点です。確かに熱い演出の部分もあったのですが、それと同じくらいに、どーしても気になってしまう点が多くあるドラマでした。私はスターウォーズのにわかファンですので、私が設定を勘違いして勝手に残念がっているだけかもしれませんが…
ネットで他の感想を調べてみると、このドラマ、結構大好評な雰囲気があります。そんな中で、こんな批判的な記事を投下するのは大変勇気が入りますが、まあ別にボロクソにこき下ろしているわけでもないので「こんな感想を持っている人もいるんだなあ」くらいの感じで、記事を書くことをご容赦いただければと思います。
ネタバレを大いに含む内容となっているため、未視聴の方はブラウザバックをお願いします。また、批判に対する批判も受け付けていないので批判を許せない方もブラウザバックをお願いします。当ブログはこの記事について何らの責任も負うものではありません。
第1話の感想
年食ったオビ＝ワンが最高に格好いい。最初はオビ＝ワンが出てくるだけでテンションが上がる。オビ＝ワンが肉パクっているだけでテンション上がる。ジェダイは何かあると辺境の惑星に引きこもるのが伝統芸みたいになってきたのは好き。全体的にワクワクさせるエピソードであり、基本的にはテンションが上がった。
気になったのは以下のあたり。
- サードシスターが野生のジェダイに斬りかかろうとした時に何で大尋問官止めたの？説明してくれ！
- オルデランの警備兵弱すぎる＆ガバガバすぎるのでは？不意をつかれたとはいえ一国の王女が簡単に誘拐されすぎでは…？
- 途中で処刑されたジェダイはオビワンの居場所を吐かなかったず。塩対応してくる元ジェダイマスターに対しても、おそらく再起を信じて固く存在を守り通した彼は賞賛されるべきであるのに、あんまり劇中でそういったことが演出されなかったのは少し物足りない。
第2話の感想
オビ＝ワンと言えば、エピソード2のときにコルサントの裏家業っぽい人も利用する狡猾さ、これが思い返されるようなエピソードなのは好き。賞金稼ぎに一瞬捕まりそうになっても機転で脱出するのも往年のオビ＝ワンらしくて好き。レイアの言動がパドメを彷彿とさせるのも好き。ベイダーが生きていたことを知らされていた時のマクレガー迫真の演技は見どころ。控えめに言って最高。全体的にオビワンまわりは最高なのに尋問官の方が全く魅力がないので萎える。
気になったのは以下のあたり。
- 銃撃戦のシーンが冗長に感じた（レイアレイア言い過ぎだし、サードシスターの謎のアクロバットシーンもしつこい印象。結局追いついていないし。あれだけ銃撃戦長くやってるんだからサードシスターも辿り着けるはずでしょ…）
- 尋問官の内輪揉めがよくわからん。いいからさっさと動けよっていう印象を受ける。オビ＝ワン逃げたしさあ
- オビ＝ワン、ブラスター下手くそになってて草。衰えを感じていいんだけど、もうちょい当ててほしい。
第3話の感想
ダースベイダーとオビ＝ワンの再会で盛り上がるはずが、個人的には物足りない印象。この回は久しぶりに再会するアナキンに対する恐怖や絶望、トラウマを抱えるオビ＝ワンをもう少し盛り上げて見せて欲しかった。全体的に演出が物足りない印象。
気になったのは以下のあたり。
- オビ＝ワンのライトセイバー起動シーンが物足りない。恐怖に駆られて思わずって感じだけど第2話で頑なに使わなかったライトセイバーをフッと起動していて「え？」ってなった。恐る恐る仕方なく起動するとか、躊躇して見せるとか、そういうのはないんですかね？前回2話がなんだったんだよ、って思った。砂漠だし、もうベイダーに居場所がバレてるから躊躇なくライトセイバー起動したのかな？
- ベイダー優しくない？普通に捕まえることができたと思うのに逃す理由がよくわからん。思惑があったのにせよ、何か心情描写が欲しい。
- サードシスターどうやってレイアの行くところに先回りしたの？ワープしたん？
第4話の感想
帝国軍がいくら何でもガバガバ過ぎないか？まあそんなもんと言われればそんなもんと思えなくないけども、レイアを連れて脱出するところはあまりにも堂々としすぎでは？エピソード6のときもベイダーとルークが堂々と歩いていたので、まあ帝国軍なんてそんなもんと言われればそんなもんなんだろうけど…オビ＝ワンがライトセイバー使ってブラスター打ち返しているシーンは格好良かった。が、全体的に物足りない。サードシスターのレイアに対する尋問もなんかよくわからんし。
第5話の感想
話の本筋としては良かったはずなんだけど、なんか個人的に気になるところが多くて、素直に熱くなれない。ヘイデンが出てきたのは良いんだけど…
重箱の隅をつつくようで申し訳ないが、気になったのは以下のあたり。
- サードシスターはお腹を貫かれてどうして生きている？強化手術みたいなのを受けているのか？でもそれならベイダーは知っているはずだし、とどめ刺さないのおかしいよね。サードシスターがライトセイバーでお腹を貫かれても生きている理由がわかるような描写が欲しい。腹貫かれて死んだクワイ＝ガンがバカみたいじゃねえか。
- ベイダーのフォースってこんなに強力だったっけ？映画とアニメ以外の描写知らないから何とも言えないんだけど、飛ぼうとしている船をフォースで止められるのはなんかエピソード8とか9を思い出して嫌。エピソード2でヨーダが柱食い止めるのに必死だったのバカみたいじゃないすか。百歩譲って沈んでいるXウィング引き上げるくらいまでじゃないですかね。四肢を失ってミディクロリアン減っているベイダーがあんなことできるのか？（これが暗黒面の力？）
- というかサードシスターにいまいち思い入れが湧いてこない。実はあのときの子供でした、みたいなこと言われても…なんかこういきなり何の脈絡もなくカミングアウトされても「お、おう」という感想しかわかない。しかもオビ＝ワンも普通に利用だけするし。船乗って逃げてるんかい！って思った。
- タラが死んだの物語のご都合主義みたいで嫌。普通の銃撃戦で死んでいるので、演出は感動的な割にいまいちしっくりこない。これがリアルと言われればリアルなんだけど、スターウォーズ世界のブラスターなんてそんなに当たらないんだから、物語の都合でキャラを死なせる時だけブラスターが命中するのは逆にご都合主義に感じる。あとドロイドの絆がよくわからん。そりゃ仲間なんだろうけどさ。
第6話の感想
激アツの最終話。オビ＝ワンとベイダーのバトルは、ムスタファーの最後のバトルを彷彿とさせるものがあり、テンションが爆あがりである。最後にクワイ＝ガンが出てくるのもグッとくる。全体的に話としてはなんとか綺麗に着地した感じがあり、総評としては50点くらいはあると思う（マンダロリアンは100点、ボバフェットは70点くらい）。
一方で、やはり気になる点はある。
- サードシスター普通に生きてて草。ちょっと辛そうにしてたが普通に生きてた感じなので、単純にベイダーが仕留め損ねただけでさらに草。
- サードシスターなんでルーク狙いにいったん？親を倒せないから子供倒す的なやつ？
- サードシスターが一貫してオビ＝ワンとあんまり関係がないのでサードシスターパートが浮いてる気がする。なんか別のドラマ見ている感じなんですよ。気の毒な役回りである。何が原因かというと、オビ＝ワンとあんまり絡みがないんだよね。オビ＝ワンというドラマの中であんまりオビ＝ワンと関連性が低いから、サードシスターのパートだけなんか微妙に別のドラマ見ている感じ。ぶっちゃけ邪魔なパート。
- オビ＝ワン強すぎない？覚醒してからベイダーぼこって無双しているシーン、覚醒するキッカケは何ぞや？なんかよくわからんけどいきなり強くなって納得がいかない。なんでいきなり強くなって無双したんや。
- ヨーダの出番なくて草。マジで一言も触れられてなくない？オビワンが死線をくぐり抜けている中、ダゴバでニートしてるんか？というのは言い過ぎにしても、すごいジェダイの1人なんだからなんか相談するくらいしてあげてほしい。
- ハジャもうちょっと最後に写してあげて…
全体の感想など
普通に楽しんで見た方、どうもすみません。私も結構楽しんで見たのですが、以上の点はどうしても気になった次第です。面白かったのは面白かったのですが、これがベストかと言われると、もうちょっとうまいこと脚本を作れたんじゃないかなあっていう印象です。
個人的にはコーディを出して欲しかったなあ…と思っています。序盤で年老いたクローンとルーパーが出てきた時は、コーディが抑制チップから解放されてからの味方になる展開があるのかなと思っちゃいましたよ。レックスみたいに。やっぱコーディはそのまま帝国軍に編入されてそっから消息しれずなんですかねえ…なお、誤解してほしくないですが、私がやってほしい展開がなかったら批判してるわけではありません。
スターウォーズといえば、エピソード3の小説版が心理描写キレッキレで凄まじかった思い出があります。何だったら読書感想文の題材にしました。今読み返しても、本当にすごい描写だと思うので、もし読んだことないのであればブックオフとかで安く売られているので手に取ってみてください（布教）