こんにちは、今回、2020年10月1日にオープンしたばかりの「変なホテル 奈良」に泊まってきました。「ホテルが少ない」ことに定評のある奈良県にオープンした先端技術もりもりのホテル。果たしてその実力は?
奈良の「変なホテル」でOculusGoで遊んできました!
前々から奈良公園に行きたいな〜と思っていたんですが、このたび、同じく前々から気になっている「変なホテル」が奈良にオープンしたと聞いて、これはもう行くしかない!ということでGoToトラベルを使用して予約しました。
で、予約プランを探していると、なんとOculus Goを体験できるプランが。私のVR体験は、パソコンに繋ぐタイプのHTC ViveとスマホVRのみで、スタンドアロンタイプのVRの体験はないです。ですので、今回、スタンドアロンVRの使い心地を試してみたい気持ちもあって、OculusGo体験が付いているプランを選びました。
「変なホテル」って?
ところで、「変なホテル」って?と思われた方もおられるかと思います。
「変なホテル」とは正式名称でして、世界初のロボットホテルとしてギネス世界記録登録も受けたらしいホテルで、2015年にハウステンボスに1号点がオープンしてから、その後全国に展開しています。ロボットが働くホテル、ということで、ガジェット好きの人間にはたまらないワクワク感があるホテルでもあります。
ちなみに、この「変なホテル」は、「変わり続けることを約束するホテル」ということで、さまざまな先端技術を滞在をサポートし、時代やニーズに応じて進化し続けるということを約束するものでもあるようです。
「変なホテル 奈良」は10月1日にオープンしました!
その「変なホテル 奈良」は2020年10月1日にオープンしました。なんと、近鉄奈良駅から徒歩2分という好立地です(近鉄奈良駅は奈良公園にいく上でほぼ確実に降りる駅です。JR奈良駅もあるけど…)。
「変なホテル 奈良」では、以下のような特徴があります。
- 興福寺、奈良公園の観光地に近い
- 光のホログラムが受付をしてくれる
- 世界初の自動搬送型荷物保管システム
- ファインテンウォーター
- フランスベッド独自の技術を採用したマットレス
詳しくは、以下のホテル公式ホームページの紹介をご確認ください。
「変なホテル 奈良」に泊まった感想
それでは、「変なホテル 奈良」に泊まった具体的な感想となります。最初に書いておきますが、オープンしたばかりのホテルということもあり、めちゃくちゃ綺麗でした。満足しています。
↓まずは、看板ですね。マップアプリに従って歩いていけば、すぐに見つかります。
↓1階には、カフェ的な場所があります。朝食を付けるプランであれば、ここで朝食を食べることになります。
↓オープンしたばかりなので、開店祝いが並んでいました。写真は人が写らないように撮影していますが、結構、人は多かったです。
↓エントランスの一風景。雅な感じですね。さすが奈良。
↓世界初の自動搬送型荷物保管システムらしいもの。残念ながら私は利用しなかったので、利用レポートができませぬ…すみません。でも利用している人は結構いました。
↓チェックインでは、お侍さんと恐竜さんのホログラムに出迎えてもらえます。割とヌルヌルと動き、基本的にはこの人達?だけでチェックインできます(GoToのトラベル共通券はホテルの人間の方にもらいましたので、そこだけは人力でした笑)。
↓エレベーターではカードキーをかざす必要があります。キーレスとはいかなかったようですね。ですが、宿泊者以外はフロアに上がってこないので、セキュリティ的には安心できますね。
↓廊下もすっごく綺麗。やっぱりオープンしたばかりなので、清潔感がすごいです。
↓実際のお部屋の画像。今回は奥さんと旅行したので、スタンダードツインです。フランスベッド独自の技術を使用したマットレス、というベッドは少し硬い気もしましたが、よく眠ることができました。私は、ビジネスホテルのベッドでは、なかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めたりするのですが、この「変なホテル 奈良」のベッドでは寝付きもよく、朝まで目が覚めずに眠ることができました。
↓部屋にはタブレットと充電ケーブルが付いていました。空気清浄機もあります。このあたりは流石、先端技術を使用しているホテルといった感じです。充電器は3又で助かりました(タイプCでも充電できました)。
↓朝食です。朝食は2種類から選択する感じでした。これはフレンチトーストじゃ無い方(名前忘れた汗)。美味しかったです。ちなみにオープンしたばかりなのか、従業員の方が結構バタバタされていたので、混んでいない時間に行くのがいいかもしれません(私は受付時間ギリギリに行きましたが、ほぼ満員でしたね。申し訳ないです)。忙しくても従業員の方は笑顔で対応してくださったので、気持ちよく朝食をとることができました。
泊まった感想として、ほぼ不満点はありませんでしたが、あえて言うなら、ロボット感はあまりなかったこと(これはホームページから見てもわかってはいましたが)、あと、自動販売機にお酒やらカップ麺がなかったこと(割と近くにデイリーヤマザキがあるのでデメリットではないです。でもホテルの自販機ってワクワクするよね)、くらいでした。この辺は個人次第ですので、あまり気にしなくても良いと思います。
OculusGoを体験したぞ!
この「変なホテル 奈良」にはOculusGo体験プランがあります。
OculusGoとは、Facebookの子会社であるアメリカのOculus社が開発したVRデバイスのひとつでして、2018年5月に発売されたものです。その特徴としては、パソコンや接続ケーブルが不要で気軽にバーチャルリアリティの世界を体験できることでして、パソコンやプレイステーションのVRのように本体は不要で、VRゴーグル単独でVR体験ができます。
ちなみにOculusGoは実はちょっと古く、スタンドアロンタイプとしては、2019年に、より性能が高いOculusQuestが発売され、そして、さらに性能が向上したOculus Quest2が2020年10月に発売されます。
ですので、実は最新機器の体験!というわけではないのですが、個人的にはOculus Quest2の購入を検討するにあたり、スタンドアロン型のVRヘッドセットを体験できるという意味では、意義のあることだと思っています(笑)
「変なホテル 奈良」にあるOculusGO
では、「変なホテル 奈良」にあるOculusGoを見てみましょう。
↓OculusGoはプラスチックケースと説明書と一緒に部屋のテーブルに安置されています。
↓ヘッドセットとコントローラはひとつ。この他に充電機器が付属しています。
↓ヘッドセットは直に装着するわけではなく、布みたいなものを間に挟みます。これは正直ありがたかったです。私もこれを装着して、できるだけ清潔に使うことを心がけました。
「変なホテル 奈良」のOculusGoを体験した感想
スタンドアロンのVRヘッドセットめちゃくちゃ良い…!
これが正直な感想です。私はHTC Viveを持ってるんですが、とにかく使うのが面倒なんですよね。というのも、HTC Viveはパソコンにケーブルを繋いで、電源もつないで、部屋にセンサーを2個置いて、とゲームプレイまでの導入が長すぎます。これに比べて、OculusGoは被って電源を入れるだけ。これは本当にプレイしやすい。画質も思ったよりは悪くありません。これは、Oculus Quest2も買いかもしれませんね…!
一方で「変なホテル 奈良」のひとつの設備としてみたときは、ちょっと微妙なところもあります。まずコンテンツが無料コンテンツしか遊ぶことができないこと。ですので、遊べるゲームも限られていますし、例え無料のゲームであっても最初のステージだけ無料であとは有料、ということもあります。まあでも、よくよく考えるとOculusGoをメインの目的として宿泊する人もそうそう居ないと思いますので、気軽に楽しめるVR体験としては、無料コンテンツくらいでも十分なのかもしれませんね。
また、OculusGo自体の説明書はあっても、ゲームの説明書はありません(ゲーム内の説明は大体は英語)。私みたいにゲームに慣れている人は直感で操作できそうですが、慣れていない人は戸惑うかも。VRゲームは同じテレビ画面を観て他人に説明することができないので自分で何とかするしかありません。
OculusGoで遊んで楽しかったゲーム
上にも書きましたが、「変なホテル 奈良」にあるOculusGoは、特にゲームの説明書など、ゲームに関する説明はありませんでした。一方で、無料ゲームはそれなりの数が入っています。ここで生じる問題が、「面白いゲームを探した上で、そのゲームに慣れるまでに時間がかかってしまう」ということです。
そもそも旅行中にOculusGoに割ける時間がどれくらいあるかと言うと、多くはないでしょう。観光地をめぐって、晩御飯を食べて、さあゆっくりするか、というタイミングで初めてOculusGoに触ると思うんです。そんなときに、どのゲームを遊んだらいいのかわからない、とゲームを探しているうちに寝る時間になってしまうこともあるかもしれません。
というわけで、私が試してみた中で、面白かったゲームを以下に紹介しておきます(実際の操作方法などはゲーム中の画面に従う、またはGoogle先生に聞いて頂ければ…!)。
- Bait!(釣りゲーム。実際に釣りをしているみたい)
- スライスアンドダイス(パズルゲーム。チュートリアルがある)
- Space Battle(シューティング。短いがVR体験には丁度良い)
鹿といえば奈良公園、奈良公園といえば鹿
もはや語るまでもありませんが、鹿といえば奈良公園、奈良公園といえば鹿です(もちろん宮島も大変魅力的ですので、あしからず)。
奈良公園、というか奈良の魅力は、落ち着いた雰囲気にあると私は思っています。関西には、奈良の他に京都や大阪といった魅力的な観光地がたくさんありますよね(もちろん滋賀と和歌山も大変魅力的ですので、あしからず)。
これらの観光地と比べて、奈良公園は落ち着いてゆったりとした雰囲気があると私は思っています。のんびりと散歩をしながら、鹿とすれ違ったり、お寺をゆっくりみたり、その辺のカフェで休憩をしたり…「おもてなしの精神」がはっきりしている京都と比べて、奈良は肩を張っていない自然な雰囲気が好対照と思っています。
奈良公園といえば修学旅行で訪れた方も多いと思いますが、大人になってから訪れてもまた違った見方で楽しめると思いますので、ぜひオススメします。
(最後に)コスパの良いGoToトラベル共通券の使い道
GoToトラベルでもらえる地域共通クーポン。これの使い道に悩みましたが、情緒もへったくれもなくなりますが、なんと、近鉄奈良駅すぐそばの商店街のドラッグストアで使うことができました。
私は、いざ買うとなると高い、風邪薬や胃腸薬などを買って帰りました(笑)本来は観光業者というか、お土産店などで使用するのが望ましい使い道だと思うのですが、実利をとってしまったことをここに懺悔致します。いやでもお得感がすごい。
ま、まあ他のところでお金を落としたので、お許し頂ければ…今度また奈良公園に行こう…