映画感想

【ネタバレ映画感想】インターステラー(★★★★☆)宇宙と人類の存続、絆の物語

※アイキャッチ画像は映画の内容とは無関係なフリー素材です。

映画「インターステラー」予告映像

参照元:YouTube ワーナー ブラザース 公式チャンネル
「映画『インターステラー』予告1【HD】 2014年11月22日公開」より

 

映画「インターステラー」感想

まず観終わった後の感想としては、大変、満足感のあるものでした。鑑賞中は、ずっと物語の展開に惹きつけられて、飽きることなく最後まで視聴することができました。一見すると、ハードなSFに見え、実際にその通りでにわかSF好きの私としては設定や世界観だけでも満足していました。その一方で、展開としても熱さあり、驚きあり、と物語としても面白い物でした。

最後の展開はほぼ熱さが勝っており、希望と人間の絆を強く感じることができる物語でした。

ちょっと不満があった点といえば、専門用語がものすごく多いことでしょうか。途中、ちょっと付いていけなくなる場面があり、そのあたりはもう雰囲気だけ楽しむ感じで乗り切りました。

 

良い仕事をするロボット達

SF映画の魅力のひとつにロボットがあると思います。この映画はロボットにテーマを当てたものではありませんが、作中の登場人物達のサポートとして2体のロボットが登場します。そのロボットは人型ではなく、複数の板が重なっているという不思議な形のもの。こういう、ちょっと思い付かなかったような形をしているロボットって、もうそれだけでワクワクします。

この映画に出てくるロボットは終始、人間の良きパートナーという感じでした。対する人間もロボットを信頼している様子で、後半に惑星を飛び立つシーンでもロボットを見捨てたりせず、また、同じく終盤でロボットが自らブラックホールに進むことに対して人間が悲しんでいる姿は印象深いものがありました。

こういう細かい描写ひとつをとっても、ロボットは人間の良きパートナーになりうるんだなあ、とワクワクしながら観ていました。

 

SFとリアリティ

私はにわかのSF好きなので、「なんか科学っぽいものであれば極端な世界観崩壊がない限り楽しめる」タイプの人間です。一方で、私の所感では、SFというジャンルは「科学」という現代文明に馴染みのある要素があるが故に、そのリアリティを出すためにはファンタジーの魔法といった要素よりも、かなりハードルが高いのでは無いかと考えています。私の個人的な印象ではありますが、SF作品の感想に、その物語が伝えたいテーマやキャラクターの生き様についての言及より、その作品の世界観のリアリティについて挙げられることが多いというのも、やはりSFというジャンルが科学を扱う以上仕方がないことなのでしょうか。

余談ですが、私はこの映画を妻と鑑賞しました。妻は理系の人間で、別に宇宙は専門分野では無いのですが、この映画で言及されるブラックホールについては、本当に科学的なのか?と疑いながら見ていました。ただ、妻は知らず、私も後で知ったのですが、この映画には超一流の物理学者が関わっています。であれば、この映画は少なくとも見ている側が思っているよりも、よほど、リアリテイを意識して作られているはずなのです。

何となくですが、この映画がSF映画としてのリアリティの極限、これ以上リアリティを追求するのであれば、もはやSFというジャンル自体成り立たなくなるのではないか、とも思いました。

ですが、SFの魅力はただただ世界観のリアリティを楽しむものではないと思っています。我々が生きている間には決してみることのできない未来の世界、これを想像しながら、その世界ならではの希望や絶望、これに対する人間の葛藤、そうしたものを楽しむ物だと私は思っています。要は、ワクワクできるかが重要だと思うのです。子供の頃に「ドラえもん」を観て未来の世界の描写にワクワクしたような気持ちを私はSF映画に求めています。

インターステラー感想まとめ

映画レビュー記事難しすぎワロタ\(^o^)/

頑張って魅力をお伝えしようとしたつもりが、後半はほとんど、にわかSFファンが語るなんちゃってSFの楽しみ方みたいになってしまい、映画自体の感想は少なくなってしまいました。

インターステラーはNetflixで見ることができるので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

今後もSF映画については感想を書いていきたいと思っています。生暖かく見守って頂ければ幸いです。

 

 

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